【弥生賞】動き抜群マイスタイル/良血グローブシアターが最終追い切り

1日、弥生賞(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、こぶし賞で2勝目を挙げたマイスタイル(牡3、栗東・昆厩舎)は、西谷騎手(レースでは横山典騎手)を背にCWコースでで6F84.4-68.2-53.0-38.8-11.9をマーク。500万下の古馬ヒルノサルバドールとの併せ馬では、2秒ほどの追走スタートから最後は先着を果たしたように好調をキープできているようだ。

これを見届けた昆貢調教師も「追い切りは上がりだけ伸ばした程度で。馬なりでどのぐらい反応できるかを確認したかったんだけど、前の馬に並びかけるスピードはすごかった。まだギアが残っているし、いい動きとしか言いようがないね(笑)」とかなり満足気。

未勝利を勝った直後にシンザン記念に出走させたように当馬への期待は大きい。「前走は勝つには勝ってくれたが、もっと楽に決めてくれるイメージでいたから。後ろからこられて伸びてるようじゃ物足りない。まぁそういう意味でも前走を使ったのは良かったと思う。相手は強くなるが、この馬も秘めたモノはある。前走の経験を生かした走りをして欲しい」と気後れは一切ない。レースを使いながら上向いている勢いで重賞実績馬達に割って入っていきたい。

前走、キャリア2戦目のホープフルSで3着と素質を見せたグローブシアター(牡3、栗東・角居厩舎)は、レースでも手綱をとる川田騎手を背にCWコースで6F87.4-69.7-54.1-39.0-11.7秒をマーク。

追い切り内容について角居勝彦調教師は「今朝は3頭併せの真ん中に入れて追い切りました。問題なかったし、動きもよかったですね。兄らは暴走気味に走るところがあったけど、この子は少しずつですが落ち着いてきたし、コントロールが利きますからね」と、自ら手がけたエピファネイア、リオンディーズを引き合いに出して強調点をアピールした。

収得賞金400万円では当然クラシック出走は厳しく、3着以内に与えられる優先出走権の獲得がどうしても必要となる立場。G1を獲得した兄達に続くためにも、回り道することなく大舞台に駒を進めたい。