【弥生賞】今年初戦のカデナが今週復帰の福永騎手と最終追い切り

1日、弥生賞(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨秋の京都2歳Sで重賞初制覇を遂げたカデナ(牡3、栗東・中竹厩舎)は、坂路で福永騎手を背に4F54.4-38.9-25.1-12.8秒をマーク。この中間は坂路で馬なり主体で調整を進めてきた。

今年初戦に向けて、担当の白倉調教助手は「良かったんじゃないかな。折り合い重視で乗ってもらったけど、鞍上とのコンタクトもしっかりついていた」と、好感触を掴んでいる。2月初めのきさらぎ賞で落馬負傷し、今週からレースでの騎乗を再開する福永騎手とは近2走で1勝、2着1回の相性だ。

約3ヶ月間の間隔が開いたが、「背、脚も長くなってきてるし、10キロぐらいのプラス体重かな」と成長も十分。ただ、重賞を勝利して収得賞金は十分。「目の前の一戦というよりは、これから先があるからね。色々と考えながら慎重に調整してきた。態勢は整ってきています」と、4月に控える大一番を意識しての調整で臨んでいる。

牡馬クラシック路線は大本命が不在と言われている戦況だけに、多少の余裕残しの仕上げでも力を見せておきたいところだろう。ここでも堅実な末脚を発揮することができるのか注目が集まる。

カデナ