ラストラン2着のマジックタイム ルメール「ペースが遅かった…」

中山牝馬S

●3月12日(日) 2回中山6日目11R 第35回 中山牝馬S(G3)(芝1800m)

1番人気に支持されたマジックタイム(牝6、美浦・中川厩舎)は、クビ差届かず2着。ラストランを有終の美で飾る事が出来なかった。

スタートは五分に出るも出脚の差で後方から。ポジションを取りに行くも、枠の不利も影響して外を周りながら1コーナーをターン。後方6番手から末脚勝負の競馬を選択。3コーナー途中から徐々に先頭との差を縮めにかかるも、終始外々を回される厳しい競馬。それでも直線を向くと他馬とは一味違うキレのある末脚で猛追するも、勝ち馬の巧みなレースに屈し2着に甘んじた。

レース後、C.ルメール騎手は「直線はいい脚を使っている。でも、ペースが遅かった。難しい競馬になったね。馬はすごくがんばっている。これまでよりコンディションが良かっただけに、残念だよ」と展開に泣かされた競馬を振り返る。

事前発表の通り、今回がラストランとなるマジックタイム。この春には第2の馬生が決定している。惜しいレースで悲願の重賞制覇は目前でこぼれ落ちた形となったが、母としての第二の馬生に期待したい。