【高松宮記念】セイウンコウセイ勢い十分「想像していたより良い動き」

セイウンコウセイ

22日、高松宮記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、シルクロードS2着のセイウンコウセイ(牡4、美浦・上原厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F65.0-50.2-36.5-12.5秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「デビュー前に入厩してきた当初は弱いところがありましたが、時間をかけて成長させてもらえたことで今もどんどん状態は上がってきていると思います。関西への遠征が続いたので、前走後は少し間隔をあけてここを目標に調整してきました。今回は初めて幸騎手に乗り替わるので、先週の1週前追い切りで乗って感触を掴んでもらいましたが、好感触を掴んでくれたようです。幸騎手はウチの馬で重賞を勝っているように相性が良いですし、この馬は手足の長いジョッキーが乗ったときに好走しているので、その辺りを考えて依頼しました。先週の1週前追い切りで少し馬がラクそうに走っていたので、今日は終い強めにやりましたが、想像していたより良い動きでした。

前走は初重賞で2着にきてくれましたし、今回はG1になりますが挑戦してもおかしくない能力を持っています。スタートが良いですし、折り合いもついて直線ではもう一段ギアが入るので、上手く1200に対応してくれればと思っています。スタートが良い馬でどこからでも良い位置につけられるので、枠順は特に気にしていません。中京コースは初めてですが、これまで京都へ何度も行って体は減っていませんし、京都より近い中京なら輸送も問題ないと思っています。状態が上がっていますし、G1でも楽しみです」

前走、オーシャンS3着のクリスマス(牝6、美浦・伊藤大厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.6-51.5-38.6-12.7秒をマークした。

【伊藤大士調教師のコメント】
「前走のレース前は20キロくらい減っての出走になるかと思っていましたが、それほど減りませんでしたし体がしっかりしてきたかなとポジティブに捉えています。6歳馬ですが、休んでいる期間もあったので5歳くらいの元気さを感じます。体がしっかりしてきたことでこの中間は坂路調整も取り入れたりしていますし、今日の動きも良かったです。先週乗った藤岡佑介騎手は、これまでのレースを見るとガツンと行きそうなイメージを持っていたようですが、実際に乗ると思ったより乗りやすかったと話していました。自在性がありますし、流れに乗れればと思っています」

クリスマス


前走、オーシャンS8着のスノードラゴン(牡9、美浦・高木登厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.6-51.5-38.6-12.7秒をマークした。

【高木登調教師のコメント】
「前走は8着でしたが、だいぶ馬にやる気が戻ってきていましたし内容は悪くなかったと思います。今回は中2週になりますが、順調にきています。脚元の関係もあって馬なりの調整ですが、今回は休み明けの前走と比べて動きが良くなっています。9歳馬ですが、休んでいた期間が長いので馬はまだ若いですよ。差すタイプですし、直線の長い中京コースなら持ち味を生かせると思います」

スノードラゴン