【天皇賞(春)】1週前 シュヴァルグラン「重たい馬場でよく動けています」

シュヴァルグラン

20日、天皇賞(春)(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨年の同レース3着馬で、前哨戦の阪神大賞典も2着と長距離路線で安定しているシュヴァルグラン(牡5、栗東・友道厩舎)は、藤岡康騎手(レースでは福永騎手)を背にCWコースで古馬1600万のアドマイヤロケットと併せ馬を行い、6F79.5-64.9-50.5-37.6-12.3秒をマーク。1秒近くの追走から内を回ってクビ差先着を果たした。

これを見届けた友道康夫調教師は「1週前なんで長めからしっかりやって負荷をかけようと思っていました。併せた相手は調教で動く馬だし、手応えで見劣ったように見えたのは後ろから追いかけた分でしょう。重たい馬場で80秒を切ってきたし、よく動けています」と、納得の様子で振り返った。

昨年は、秋にもアルゼンチン共和国の勝利、ジャパンCの3着、有馬記念も6着と高いレベルの走りを続けてきた。同師は「去年の秋を踏まえて、体が太くならないようにつくってきた。今年は使ったあとも在厩して調整しているし、前走の馬体をキープできています。距離は長ければ長いほどいいし、うまく展開が噛み合ってくれれば、ですね」と、強敵との再戦に向けて最善を尽くす。

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