アドミラブル大外枠に泣く 今週も3着ミルコ「ロスが大きかった」

●5月28日(日) 2回東京12日目10R 日本ダービー(G1)(芝2400m)

アドミラブル

今年も青葉賞組の勝利はならず。トライアルを快勝し、1番人気に支持されたアドミラブル(牡3、栗東・音無厩舎)は、メンバー最速となる上がり3F33.3秒の豪脚を繰り出したが3着まで。懸念された外枠に泣いた格好となった。

「ついてないよ。外枠を引き、ペースが遅かった。勝ち馬と一緒に行きたかったけれど、ペルシアンナイトも前にいたから、そうすれば外の外を回ることになる。直線も外へ。ロスが大きかった」とM.デムーロ騎手が語るように、道中は外々を回る形。土曜日は外枠が優勢だったこともあり、大外枠を克服して、「青葉賞組は勝てない」というジンクスを打ち破る大きな期待がかかったが、その厚い壁を破ることは出来なかった。

管理する音無秀孝調教師も「3着に来るんだから、やっぱり能力はありますね。悲願のダービー制覇のチャンスでしたけどね。ミルコもチャンスあったと思います。レイデオロが行ったタイミングで行けばよかった。行ったけど遅かったかな。秋に向けて出直しです。3000mも問題ないと思うし、レースも良くなっている。仕上がりはよかったんだけどな」と悔しさを滲ませる。夢のダービー制覇は次の世代に持ち越しとなった。