【ベルモントS】タップリットが好位抜け出しV!エピカリスは出走取消で返還

ベルモントS

日本時間6月11日(日)、アメリカのベルモントパーク競馬場でベルモントS(G1)(3歳 1着賞金:80万米ドル ダート2400m)が行われ、J.オルティス騎手騎乗の2番人気・タップリット(牡3、T.プレッチャー厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:30.02(良)。

2着には2馬身差で1番人気・アイリッシュウォークライ(牡3、G.モーション厩舎)、3着には5馬身3/4差で8番人気・パッチ(牡3、T.プレッチャー厩舎)が入った。日本のエピカリス(牡3、美浦・萩原厩舎)は、右前肢跛行で主催者獣医師の馬体検査により出走取消。エピカリス絡みの馬券は返還となった。

タップリットが、横綱相撲でねじ伏せた。アイリッシュウォークライ、ミーンタイムが馬体を併せての先行争い。ゴームリーとタップリットが好位を追走。パッチ、ジェイボーイズエコー、ハリウッドハンサム、ツイステッドトムは中団からレースを進め、ルッキンアットリーは末脚勝負に徹した。3コーナーでアイリッシュウォークライがスパート。内からタップリットが追い上げる。ゴームリーはついていけず、2頭が後続を引き離して直線へ。逃げ込みを図るアイリッシュウォークライとタップリットの一騎打ちが続いたが、最後はタップリットがとらえてゴールイン。タピット産駒は昨年のクリエイターに続く連覇を達成し、同レース4年連続で連対。タップリットは抜群の舞台適性を見せてアメリカ3冠最終戦を制した。

  • タップリット
  • (牡3、T.プレッチャー厩舎)
  • 父:Tapit
  • 母:Appealing Zophie
  • 母父:Successful Appeal
  • 通算成績:8戦4勝
  • 重賞勝利:
  • 17年ベルモントS(G1)
  • 17年タンパベイダービー(G2)

ベルモントS

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【萩原清調教師のコメント】
「前脚の炎症は決して深刻な問題ではなく、ほぼ出走できる状態でしたが時間が足りませんでした。出走に向けて厩舎チームはベストを尽くしてくれました。ファンの皆様には大変申し訳ございませんが、本日出走できないという事実に向き合わないといけません。厩舎スタッフや現地の獣医師など精一杯努力してくれたことに大変感謝しています。帰国後はできる限り早くファンの皆様に元気な姿を競馬場でお見せできればと思います」

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。