【宝塚記念】今度こそG1獲りへシュヴァルグラン「もう一段階良くなっている」

シュヴァルグラン

14日、宝塚記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、天皇賞(春)2着のシュヴァルグラン(牡5、栗東・友道厩舎)は、CWコースで古馬準オープンのアドマイヤロケットを0.6秒追走。直線はビシッと負荷をかけられ、半馬身先着を許したものの、脚捌きは実に軽快で、7F98.5-81.2-65.7-51.2-38.0-12.5秒をマーク。悲願のG1獲りへ順調なステップを踏んでいる。

手綱をとった福永祐一騎手も「しっかりと負荷をかけることができましたし、予定通り。この馬は順調に調教を消化できているかが大事ですからね。前走は負けはしましたが、キタサンブラックに迫っていけたし、立派な走りだったと思う。去年より今年と、もう一段階良くなっている印象だし、阪神コースも相性がいいですから」と確かな手応えを掴んでいる。


前走、大阪杯7着のミッキーロケット(牡4、栗東・音無厩舎)は、和田竜二騎手を背に坂路で古馬1000万のサンライズノヴァと併せ馬。4F52.0-38.3-24.4-12.1秒と上々の時計を叩き出したが、鞍上は「いつもモタれる馬ですが、ちょっと力が抜けるような感じ動きが悪いことはないんだけど、そこは気になりましたね」と慎重なコメント。1秒近く追走したとはいえ、格下に先着を許してしまった。

昨年の神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドにクビ差まで詰めよった実力馬。「先週は体もコロンとしてて、いくらか太かったと思う。1週前でしっかり負荷をかけたし、来週は良くなっていけると思います」と和田騎手は前を向いたが、あと1週でどこまで上積みをはかることが出来るか、最終追い切りが注目される。

ミッキーロケット