【函館発!このホースを狙え】最後の滞在で決めたいクリノサンスーシ

クリノサンスーシ

●7月23日(日) 2回函館6日目8R 3歳上500万下(芝1800m)

「ウチは札幌を予定していないので、ここがで決めたいです」

谷中調教助手が語るのはクリノサンスーシ(牝4、栗東・大根田厩舎)のこと。函館入り前、4月30日の糺の森特別では9着に敗れ評価を落としていたが、降級後の函館では、4着、3着、2着。堅実に着順を上げてきた。

「キレないけれど、バテない。途中でロスなく追い上げられればというタイプ。小回りの平坦が合っていて、この条件を使うようになってから成績も安定しました」

同助手が評するように、今年の2月から小回りに矛先を向けると、小倉・福島・函館の芝1800m戦で6戦して4連対+オール掲示板。4月の福島芝1800m戦では現級勝ちを成し遂げた。ただし、テンのスピードが多少不足しており、ロスなく位置がとれる内枠が欲しいクチ。今回は最内枠をゲット出来たのは追い風だろう。

「今週はジョッキーにも乗ってもらいましたし、状態は問題ないですよ。500万をまた勝てる力はあると思うんです。それに、ウチの先生は秋の福島を意識しているんじゃないかな」

2走前は追い込んで3着、前走は好位から脚を伸ばして2着と脚質にも幅も出た。冒頭の言葉通り、厩舎としても札幌滞在を予定しておらず、馬自身は勝っても負けても、このレースが終われば放牧に出る予定。ならば勝って締めくくりたいハズだ。