コウエイユキチャンら 日曜小倉5Rトレセン直送トーク

●7月30日(日) 2回小倉2日目5R 2歳新馬(芝1200m)

小倉名物の九州産限定戦。今年も実況泣かせのレースとなりそうだが、コウエイユキチャン(牡2、栗東・山内厩舎)は、小倉でお馴染みのオーナーながら、ここでの出走はこの馬1頭。父はストラヴィンスキーで、母系には産経大阪杯でテイエムオペラオーを破ったトーホウドリームがいる。

山内研二調教師は「いくらかソエ気味ではあるが、調教は水準以上に動いている。ゲート練習も速かったし、気性も素直だよ」と、ソエを不安視するも、最終追い切りでは終い一杯に追われてパートナーを2秒近く置き去りにしている。九州産限定で、攻め通りなら好勝負必至だろう。鞍上は松山弘平騎手

「調教時計は目立たないけど、ジョッキーは手応えを感じてくれてる。体も仕上がってるし、真面目な性格。初戦から動けそうなタイプだと思う」と梅田智之調教師が評するのはヨハネスブルグ産駒のショウナンタクト(牡2、栗東・梅田智厩舎)。

昨年の北海道セレクションセールにて561.6万円で落札された馬で、中央で勝ち上がることは出来なかったが、1つ上の姉テヲツナゴウは昨年のデビュー戦で3着、母もデビュー戦で3着に入っている。1週前追い切りでは川須栄彦騎手を背にCWコースで6F83.3、ラスト1F12.0秒と上々の時計をマーク。仕上がりは良好だ。

コウエイユキチャンと同じストラヴィンスキー産駒のキリシマアスカ(牝2、栗東・橋口慎厩舎)は、兄に一般馬相手に1000万クラスを勝ったキリシマホーマ、姉に新馬、ひまわり賞を連勝したキリシマオジョウがいる当地ではお馴染みの血統。

最終追い切りでは荻野極騎手を背に坂路4F52.7秒と2歳馬としては上々のタイムをマーク。「今週の坂路で4F52秒台。水準以上に動いていますからね。それに、ゲートが抜群に速いんです。スピードを生かす意味でも開幕週の芝はいいと思います」と橋口慎介調教師も新馬勝ちに意欲十分だ。