オーロスターキスら 日曜小倉6Rトレセン直送トーク

●8月20日(日) 2回小倉8日目6R 2歳新馬(芝1200m)

へニーヒューズ産駒のオーロスターキス(牝2、栗東・南井厩舎)は、兄に5勝を挙げたニシノビークイック、母系を遡るとニシノフラワーがいて、昨年の京阪杯を勝ったネロも近親にあたる。

中間は川島信二騎手が熱心に攻めを付け、2週連続で併せたパートナーを圧倒。「先週のCウッドを6F80秒台で動けたし、今週も坂路でラスト1F12秒1だからね。ゲート練習も速いし、ここまでの調教は文句ないよ。普通に走ってくれたら期待できるでしょ」と南井克巳調教師の期待も大きい。

松若風馬騎手鞍上のリリカルドリーム(牝2、栗東・音無厩舎)は、兄に5勝を挙げているシルクドリーマー、母系は遡ればサクラユタカオー、サクラスターオー、ウイニングチケットなどが出ている「スターロッチ系」という名牝系。父のハードスパンは2014年のみ日本で供用され、この世代が初年度産駒。外国産馬として全日本2歳優駿を勝ったサマリーズを送り出している。

音無秀孝調教師は「いつも動く馬を相手にしてるから目立たないけど、この馬だって坂路で2F24秒台で上がってますからね。仕上がりもいいし、気性的にも新馬向き」と好仕上がりをアピール。もちろんデビューVを狙っている。

「そこまで目立つ時計は出ていませんが、跨ったジョッキーらは『凄くいい馬』と褒めてくれてる。期待してる馬だし、初戦から頑張って欲しい」と松岡調教助手の声も弾むのがレッドランディーニ(牝2、栗東・石坂厩舎)。

クラブでの募集価格は3800万円。父はディープインパクト、祖母のCatchascatchcanは英G1・ヨークシャーオークスの勝ち馬で、4戦無敗のまま繁殖入りした名牝。未出走に終わった母の分も活躍が期待される。デビュー戦の鞍上はM.デムーロ騎手

アンヴァル(牝2、栗東・藤岡健厩舎)は、兄が今年のマーガレットSを勝ち、NHKマイルCで5着に入ったオールザゴー。母アルーリングボイス、祖母アルーリングアクトはレース名こそ違うが、ともに小倉の2歳重賞を勝っている仕上がり早の良血。

「イライラしたところもないし、乗りやすいですよ。やるごとに動きも良くなってるし、小倉で走ってる血統だし、楽しみにしたいね」と影山調教助手もその血統背景に期待を寄せる。クラブでの募集価格は2000万円。武豊騎手を背にデビュー戦へ挑む。