【キーンランドC】シュウジ、モンドキャンノなど14頭 今年のポイントは?

ヤマカツエース

シュウジは復活の足がかりをつかめるか

2017年8月27日(日)、2回札幌4日目に札幌競馬場で行われる第12回 キーンランドカップ(G3)(3歳上 国際 指定 別定 芝1200m)の特別登録14頭が発表された。

今年は2頭が格上挑戦、重賞ウィナーは6頭と例年よりは小粒な印象も受けるが、セントウルSに次ぐスプリンターズSへのステップレースでもあり、いよいよG1への階段が近づいてくることを感じさせられる。

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夏のスプリント重賞なら、いずれも言えることだが、牝馬が特に強いレースで、過去10年の3着以内馬30頭中15頭が牝馬。4連覇もしており、今年もその傾向は見逃せないだろう。また、二桁人気馬絡んだ年も2度あるが、主に人気サイドでの決着が中心。フジキセキの血を引く馬の活躍も目立つが、今年は有力馬2頭がエントリー。傾向通りとなるか。

中心は昨年の2着馬シュウジ(牡4、栗東・須貝尚厩舎)か。近走はチグハグな結果が続いているが、芝1200m戦は6戦3連対。馬券を外した2度はG1でもあり、実績は最上位だ。昨年同様、モレイラ騎手とのコンビでリベンジを期したいが、58kgの斤量が課題になるだろう。

モンドキャンノ(牡3、栗東・安田隆厩舎)は昨年暮れの朝日杯FSこそ2着に食い込んだが、年が明けて、スプリングS、NHKマイルCと敗退。推察するにこの敗因を距離に求めて、スプリント路線への回帰ということだろう。2歳時には函館2歳Sで2着の実績もあり、父キンシャサノキセキ、母父サクラバクシンオーという血統からいかにも距離短縮は歓迎。今年は3歳牝馬不在のため、最軽量53kgの斤量も有利に映る。

4歳牝馬ブランボヌール(牝4、栗東・中竹厩舎)やソルヴェイグ(牝4、栗東・鮫島厩舎)は昨夏、北海道のスプリント重賞を制しているが、その後の成績がひと息。復活の狼煙をあげられるか。

他にも重賞初制覇を目指すメイソンジュニア(牡3、栗東・渡辺厩舎)。ひと叩きの上積みがありそうなネロ(牡6、栗東・森厩舎)はWASJに出場する地方競馬の気鋭のジョッキー・中野省吾騎手が初騎乗する点も注目。秋の電撃戦へ名乗りを挙げるのはどの馬だ。登録馬は以下の通り。

イッテツ 56 藤岡佑
エポワス 56 C.ルメール
シュウジ 58 J.モレイラ
ソルヴェイグ 54 川田
ナックビーナス 54 横山典
ネロ 57 中野省
ノボバカラ 57 田辺
ヒルノデイバロー 56 四位
フミノムーン 56 勝浦
ブランボヌール 55 三浦

マユキ 54 ○○
メイソンジュニア 53 M.デムーロ
モンドキャンノ 53 戸崎
ライトフェアリー 54 内田博

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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