Jアラートにより札幌競馬場と美浦トレセンで調教が一時中断される

調教が一時中断して、待機する人馬たち

調教が一時中断して、待機する人馬たち

29日早朝、全国瞬時警報システム(Jアラート)が鳴ったため、札幌競馬場と美浦トレーニングセンターで調教が一時中断された。

札幌競馬場では、北朝鮮からミサイルが発射された第一報を受けてJRA関係者が現場で協議し、調教を一時中断することを決定。馬場内に出ている騎乗者に対し、JRA関係者が口頭でその旨を伝えた。既に馬場内に出ていた馬はその場にとどまったり、馬場へ出る途中の馬は地下馬道から引き返して待機するなど、厩舎関係者はそれぞれ対応。ミサイル通過を伝える第ニ報を受けた後、調教が再開された。調教中断時間は約10分程度だった。

札幌競馬場のJRA関係者は「初めてのことなのでどうすればいいか判断が難しかったですが、Jアラートが鳴った以上は安全面を考慮して調教を中断せざるを得ませんでした」と話した。

美浦トレセンでは約20分程度調教が中断されたが、札幌競馬場、美浦トレセン共に大きな混乱はなかった模様だ。