【札幌2歳S】ひと叩きの上積み見込むヴィオトポス「カイ食いも良くなった」

強めに追われて同入したヴィオトポス(写真内)

強めに追われて同入したヴィオトポス(写真内)

30日、札幌2歳ステークス(G3)の追い切りが札幌競馬場で行われた。

前走、コスモス賞4着のヴィオトポス(牝2、美浦・田村厩舎)(牝2、美浦・田村厩舎)は、松岡正海騎手を背にダートコースで追われ、6F83.1-67.8-53.1-39.8-12.9秒をマークした。

【松岡正海騎手のコメント】
「乗り手の指示に反抗したり、他馬を見て突っ張ったりと気性面に課題はありますが、動きは素軽いですし、デキは良さそうなので競馬に行けば走れそうです。競馬ではテンにあまり出していくよりも、出たなりの位置から運んだ方が最後に集中力があるのではないかと思います」

【塩野助手のコメント】
「新馬勝ちの後は、コスモス賞を叩いて札幌2歳ステークスに向かうと決まっていました。馬がリフレッシュしていた前走を叩いて、良い状態です。前走は仕上げ途上の段階で、最終追い切りをしてようやく良くなってきたかという状態でした。ただ、最後の直線ではもう少し抵抗できるかと思っていましたが、その辺りは小柄な牝馬の分、道悪も堪えたのかもしれません。

前走後はカイ食いも良くなりましたし、体調は上がってきて攻め馬の動きも良いですよ。初戦は少し口向きの悪さを見せていましたが、その後はレースでも調教でも見せていません。前走は距離なのか馬場が影響したのかは分かりませんが、初戦の1400でモタモタしていましたし、前走を経験したので距離は問題ないと思います」

ヴィオトポス

前走、2歳新馬(6/18・阪神・芝1600)1着のコスモインザハート(牡2、栗東・西園厩舎)は、柴田大知騎手を背にダートコースで追われ、6F83.8-67.4-52.4-38.5-12.5秒をマークした。

【柴田大知騎手のコメント】
「初めて乗りましたが、コントロールしやすい馬ですね。先生からは目一杯やり過ぎないようにと指示を受けていて、相手に併せて終いのみという内容でした。芝向きの走りをする馬で、今日はダート調教だった分最後は少しモコモコしましたが、道中は抑えがききますしハミをかけるとグンと反応してくれました。中間も乗り込まれているようですし、中身も出来ていると思います。走りがしっかりしているので洋芝も大丈夫だと思いますし、重賞で相手は強いですが、良い馬なので頑張ってもらいたいです」

【渡辺助手のコメント】
「函館から札幌競馬場へ移動してきましたが、環境の変化に動じる馬ではないので問題ありません。新馬のときの追い切りではモサモサしていてハミがかりも遅かったので新馬、マイル向きではないかと思っていましたが、柔らかい走りで強い内容でした。時計も速かったですし、抜け出してからフワフワしていたことからも伸びシロがあると思います。

阪神以来の競馬となる辺りがどうかも、函館に入った最初の頃と比べて今は息の入りも良くなってきましたし、体も太くはありません。操縦性の高いところが良い点ですし、距離が延びた方が良いと思います」

柴田大知騎手が駆けつけ、調教にも騎乗したコスモインザハート

柴田大知騎手が駆けつけ、調教にも騎乗したコスモインザハート

コスモインザハート