札幌最後のメインもルメール プレストウィックがオープン初勝利!…丹頂S

叩き合いを制したプレストウィック

9月3日(日)、2回札幌6日目11Rで丹頂S(芝2600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・プレストウィック(牡6、美浦・武藤厩舎)が優勝。道中はジッと中団に待機し、抜群の手応えで直線を向くと残り200mで先頭。粘る2着馬をねじ伏せてトップでゴールへ飛び込んだ。勝ちタイムは2:44.2(良)。

2着にはアタマ差で7番人気・アングライフェン(牡5、栗東・安田隆厩舎)、際どくなった3着には1馬身1/4差で9番人気・バロンドゥフォール(セ7、美浦・久保田厩舎)が浮上した。
1番人気に支持されたラブラドライト(セ8、栗東・斉藤崇厩舎)は伸びを欠いて9着に敗れた。

勝ったプレストウィックは、通算6勝目でオープンは初勝利。昨年6月に2連勝でオープン入りを果たし、昨年のこのレースでも2番人気に支持されていたが4着。その後、ステイヤーズS4着、ダイヤモンドS5着と長丁場の重賞で揉まれ、このレースではちょうど1年ぶりのコンビとなったC.ルメール騎手の手綱で力強く押し切った。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「スコットランドの町名」。

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1着 プレストウィック(ルメール騎手)
「ずっと良い感じで運べました。先頭に立つと止まるので、4コーナー手前では少しガマンさせました。ラスト20メートルは先頭に立って止まってしまいましたが、よく凌いでくれました。良い馬ですよ」

2着 アングライフェン(古川騎手)
「馬場が悪いところの走りも大丈夫だったので、とにかくロスなく競馬をしようと思っていました。内から良いタイミングで抜け出せましたが…。勝ち馬に交わされてからもよく頑張ってくれました」

3着 バロンドゥフォール(丸山騎手)
「外枠だったので、トモがハマるまでジックリ乗ろうと思いました。馬の状態が良かったですし、一発狙って乗りました。外を回される形になりましたが、よく頑張ってくれました」

4着 マイネルサージュ(木幡初騎手)
「急遽の乗り替わりでしたが、自厩舎の馬ですからね。レースや調教を見ていてかかるだろうなと思っていましたが、そういう面が見られるときの方がこの馬は走りますからね。控えて運んで、勝負どころでスイッチを入れる競馬が合います。今日もよく頑張っていますし、これが良いキッカケになればと思います」

5着 タマモベストプレイ(吉田隼騎手)
「前々走と比べると行きっぷりがもうひとつでした。ここまで頑張ってきて、少し疲れがあったのかもしれません」

  • プレストウィック
  • (牡6、美浦・武藤厩舎)
  • 父:ダイワメジャー
  • 母:フーラクサ
  • 母父:Linamix
  • 通算成績:32戦6勝

力強い末脚を見せたプレストウィック
プレストウィックとC.ルメール騎手
丹頂Sを勝ったプレストウィックの口取り
プレゼンターを務めた武田玲奈と笑顔を見せるC.ルメール騎手

プレゼンターを務めた武田玲奈さんと笑顔を見せるC.ルメール騎手


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