シルヴァンシャーら 日曜阪神5Rトレセン直送トーク

●9月10日(日) 4回阪神2日目5R 2歳新馬(芝2000m)

シルヴァンシャー(牡2、栗東・池江寿厩舎)は、クラブでの募集価格が1億6000万円という高額馬で、父ディープインパクト、母はG1を11勝し、殿堂入りを果たしているアメリカの名牝アゼリ。全兄にロイカバードがいる。

攻め馬でもセンスの良さを見せていて、中澤調教助手は「まだ緩さもあるし、これから良くなりそうなタイプかな。でも、素質は高いものを持っています。調教だけ走れば十分楽しみじゃないですか」とデビューVに意欲を見せる。鞍上はM.デムーロ騎手

早くも重賞ウイナーが飛び出した新種牡馬オルフェーヴルを父に持つプルンクザール(牡2、栗東・石坂厩舎)は、近親にアイルランドで重賞を3勝しているトロピカルレディがいる血統。母もアイルランドで5勝を挙げている。

最終追い切りは浜中俊騎手が騎乗して坂路4F54.4秒。時計はさほど目立たないが、川副調教助手は「まだトモの緩いところはあるけど、気難しいところも見せないし、おとなしくて操縦性もいい。能力は秘めていそうですよ」と及第点のジャッジだ。

こちらもオルフェーヴル産駒のムーンレイカー(牡2、栗東・池添兼厩舎)は、池添謙一騎手が手綱をとった最終追い切りでCW6F81.4-65.8-51.3-37.8-12.3秒の好タイムをマーク。

「余裕があった馬体もひと追いごとに締まってきたし、動きも素軽くなってきました。距離適性は分かりませんが、血統や仕上がりの良さで対応して欲しいですね」と茶木調教助手。父の主戦を務めた池添騎手がどういった手綱捌きを見せるか注目される。