【桜花賞】逆転に自信リリーノーブル藤岡健師「先週から反応も非常に良くなっている」

藤岡健一調教師

リリーノーブルら3頭を送り出す藤岡健一調教師

4日、桜花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

桜花賞の総力特集はコチラ⇒

●前走、チューリップ賞3着のリリーノーブル(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は、川田将雅騎手を背にCWコースで追われ、6F84.4-66.9-51.3-37.0-11.3秒をマークした。

【藤岡健一調教師のコメント】
「(3頭出しについて)なかなか出られるレースではないので、それぞれ賞金を持って順調に出られるのは嬉しいことですね。生まれが阪神ということで、みんな目標にしているレースではあると思いますが、その中でも一番思い入れのあるレースなので、そこに3頭揃って出られるのは僕にとってはこれ以上ない喜びですね。

(リリーノーブルについて、年明け初戦の前走は3着)トライアルということで、どの程度仕上げていこうかという感じで、いい状態では来れたのですが、直前でグッと状態が上がってきたので、気持ち的に少し余裕がなかったかなという感じです。

(世代上位の力は見せたと思うが)絶対能力は高いと思います。扱いやすいですし、女の子はカイ食いの心配があるのですが、この子はそういうのがなくて、こちらが思っている通りの調整ができるので、それは強味かなと思います。前走、前々走と道中で行きたがる部分があって、それは課題としてどこかで矯正していかなければならないと思っていましたが、1回使ったことによって気持ちの余裕ができて、ゆったり調整できたかなと思うので、トライアルからの課題はうまくクリアできたと思います。

坂路からCWコースというのはウチのパターンなので、予定通りきましたし、先週から反応も非常に良くなっています。あとは課題の折り合いだけと思います。落ち着きもありますし、川田くんが乗ってくれましたが『いい状態でこれている』ということだったので、自信を持って送り出せます。

(ラッキーライラックと3回目の対戦について)2回戦って負けていますが、折り合いが問題だと思っているので、それさえクリアできれば瞬発力もありますし、十分逆転できる力はあると思っています」

●前走、フィリーズR4着のアンヴァル(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は、藤岡佑介騎手を背にCWコースで追われ、6F84.2-66.7-52.3-38.3-11.9秒をマークした。

【藤岡健一調教師のコメント】
「(前走について)ずっと1200mを使っていて、距離が1F延びるのがどう出るかと思いましたが、競馬の内容は良かったと思います。直線少し詰まったのですが、そこから伸びて着差もなかったですし、距離に関してはクリアできたかなと思います。このところ好位から差す競馬をしているので、そういう競馬ができれば1600mになっても心配ないかなと思います。

元々あまり体の大きな馬ではないので、体重や体つきはあまり大きくなっている感じは受けませんが、シルエットは少しフックラしたかなという感じですね。ここへ向けて至って順調で、カイ食いの心配が全くないので、予定通り順調に調整できました。

(アンヴァルの良さは)スタートが上手ですし、スピードは一級品だと思っているので、うまく溜められれば切れる脚も出てくると思うので、うまく立ち回って競馬してくれれば、十分勝ちを狙える素材だと思います。

(先週は康太騎手で重賞勝利。今週は佑介騎手とのコンビ)ジョッキーはともかく、この馬がいい状態で出せればG1の舞台でも十分やれると思っています」

●前走、クイーンC12着のツヅミモン(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は、秋山真一郎騎手を背にCWコースで追われ、6F81.4-66.4-51.9-38.7-12.3秒をマークした。

【藤岡健一調教師のコメント】
「(前走を振り返って)輸送もあって体も減っていたので、少し疲れが残っていたかなという部分で、決して力負けではないと思っているのですが、結果が結果なので、少し間隔を取ってここへ備えました。疲れが見えたので、放牧先でしっかり疲れを取って、戻してからは予定通りに来ているのですが、少し体調が上がってくるのに時間がかかって、先週くらいから随分良くなってきて、元々攻めの動きは非常にいいので、今日も行きたがる部分はありましたが、競馬に行けば心配ないので、いい調整で来ていると思います。

(ツヅミモンの良さは)切れる脚があるかなと思っているのですが、そういう部分をまだ競馬で出せていないので、控えてどうかというところでしょうが、スタートは速いですし、いい位置に付けられる、競馬が上手なところがこの馬の強味だと思っています」