【阪神ジュベナイルF】混戦の2歳G1で発見!今週の芝傾向から急浮上するイチオシ馬

3連勝で女王の座を狙うサークルオブライフ

3連勝で女王の座を狙うサークルオブライフ


阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)の舞台となる阪神芝1600mは、直線が476.3m(Bコース使用時)と長い外回りコースで行われます。

宝塚記念(G1、阪神芝2200m)などで使用する内回りコースと比べて、直線が約120m長いのが特徴。コーナーの傾斜もゆるやかで道中の流れが落ち着きやすい傾向があります。

一般的に「スローペース=逃げ・先行有利」と思われがちも、阪神ジュベナイルFは全く逆。過去10年の馬券対象馬30頭のうち、22頭が『差し・追い込み』なのをご存知ですか?

▼阪神JFの脚質別成績(過去10年)
逃げ[1-0-0- 9]複勝率10.0%
先行[3-3-1-32]複勝率17.9%
差し[5-4-7-60]複勝率21.1%
追込[1-3-2-47]複勝率11.3%

2歳戦は基本的に短距離のレースが多いため、速いペースで先行する馬が少なくありません。特に直線の短い競馬場の芝1200~1400m戦を前々の競馬で勝ち上がってきた馬は、好走するにも求められる適性が異なるため注意が必要です。

今年もフルゲート18頭の約半数にあたる8頭が前走で1400m以下のレースに出走。これらの馬が前走同様のペースで走れば、今年も差し・追い込み馬が狙い目となります。

さらに今年は京都競馬場が改修工事中により、阪神は秋から10週連続開催になるのもポイントでしょう。先週から掘り返された内ラチ沿いの芝を保護するため仮柵が設置されるBコースに替わったとはいえ、例年以上に外差しが決まりやすいかもしれません。

またキャリアの浅い2歳牝馬の限定戦らしく、出走メンバーの大半は前走で4コーナー1~4番手と前々の競馬をしていた馬ばかり。驚くべきことに中団~後方からの競馬で好走した馬は、下記の3頭しかいません!?

サークルオブライフ
→前走アルテミスS 8番手1着

スタティスティクス
→前走未勝利 7番手1着

ナミュール
→前走1勝クラス 5番手1着

その中でもアルテミスSをメンバー最速となる上がり33秒5の末脚で差し切ったサークルオブライフは、阪神ジュベナイルFのレース傾向と今年の馬場状態から強力な軸馬候補となります!(コース適性分析班・大宮)