トピックスTopics
【キーンランドC】「逃げ・先行有利」は間違い!? 人気薄がバンバン来る「激走ポジション」から浮上した逆転候補
2022/8/27(土)
近走末脚堅実なロードマックス
直線が269.1mと短い札幌で行われるキーンランドカップ(G3、芝1200m)は、「逃げ・先行馬が有利」と思っていませんか?
その固定観念は馬券攻略のうえで危険です!
毎年同じ条件で行われる重賞レースでは、ペースや馬場状態に関係なく「激走ポジション」が存在します。
具体例を挙げれば先日の関屋記念では、人気薄がバンバン来る「激走ポジション」から浮上した逆転候補の記事で紹介した、12番人気の爆穴馬シュリが2着に激走。関屋記念は日本一直線が長い新潟で行われるにも関わらず、「逃げ馬」が好成績を残していたのをご存知でしたか?
キーンランドCでは毎年各馬の先行意識が強くなり、前半からハイペースになりやすいのが特徴。直線が短くても前に行った馬が有利とは言い難く、実際に過去5年の脚質別成績でも1~3着馬15頭のうち、半数を超える9頭が「差し・追い込み」でした。
●21年
2着 エイティーンガール(7人気)
3着 セイウンコウセイ(9人気)
●20年
1着 エイティーンガール(5人気)
2着 ライトオンキュー(2人気)
3着 ディメンシオン(9人気)
●19年
1着 ダノンスマッシュ(1人気)
2着 タワーオブロンドン(2人気)
3着 リナーテ(3人気)
●17年
1着 エポワス(12人気)
また差し・追い込みが決まりやすいキーンランドCの特徴として、上記で紹介した9頭中6頭が「レース上がり1~3位」の決め手を使っていたのは見逃せません。
この中には17年1着エポワス(12人気)、20年3着ディメンシオン(9人気)、昨年の勝ち馬エイティーンガール(7人気)などの穴馬も含まれています。
今年の出走馬も例年に漏れず前に行きたい馬がズラリ。差し・追い込みタイプは上位人気が予想されるウインマーベルや先ほど紹介したエイティーンガール、函館スプリントS2着ジュビリーヘッド、アイビスサマーダッシュ1着ビリーバーなど片手で数えられるほど。
この中で特にイチ押しはキーンランドCと同舞台のUHB賞を、メンバー最速の上がりで制したロードマックス。今回は前走時と比べて開催が進み差し・追い込みが決まりやすい馬場状態になっており、直線勝負の競馬がハマる可能性大です!
この記事に取り上げられているレース
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/3/28(木) 今週も巻き返しに力が入ります【柴田大知コラム】
- 2024/3/28(木) 【大阪杯】9年続けて馬券内!人気関係なしに買える激アツの伏兵
- 2024/3/28(木) 【大阪杯】3週続けて勝ち馬ズバリ!今週の注目候補は意外な人気薄
- 2024/3/28(木) 【大阪杯】オール連対コンビ復活!「ドバイ遠征」の影響で浮上した本命候補
- 2024/3/27(水) 【新谷厩舎の中東遠征記】ドバイの今vol10
- 2024/3/27(水) 【大阪杯】いざ巻き返しへ!指揮官が語るローシャムパークの前走の敗因
- 2024/3/27(水) 【大阪杯】勢いに乗るエピファニーがG1の大舞台に挑む!
- 2024/3/27(水) 【ダービー卿CT】立て直したインダストリア、指揮官が語る仕上がり具合