専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
大駆けの匂いがするアノ馬を狙う!
2010/6/5(土)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成22年6月5日(土)
大駆けの匂いがするアノ馬を狙う!
日曜はG1・安田記念の後、最終12Rに3歳馬のダート重賞ユニコーンSが行われる。将来性の高いダートの猛者が参戦し注目の一戦。オレが注目しているのが3枠5番コスモセンサーだ。芝の快速ランナーがダートに矛先を向けてきた。2歳秋のかえで賞(京都芝1400m)をレコード勝ち。今年の春にはアーリントンCを制覇している快速馬。どうしてダートへ転身するの?と思われるが、陣営の思惑では「キングカメハメハ産駒だからダートも走れる」と判断したのだろう。事実、ここ2年間で芝129勝、ダート84勝。特に去年は、ゴールデンチケットが交流重賞である兵庫CSを勝っているようにダート巧者が多くおり、走らないわけがない。
前走のNHKマイルCでは、速い流れとわかっていても引くに引けない形。内枠で馬場のいいところを走れたのが、かえって裏目に出てしまい度外視できる。1週前には坂路で51秒台をマークし絶好調。攻め駆けするタイプだし、ここで一発あっても何ら不思議ではないぞ。相手は⑬バーディバーディ、⑭ナイトオブザオペラを中心に馬券を組み立てたい。
本日土曜穴ズバッは東京11Rに出走する4枠8番カレイジャスミン。今週、安田記念に出走するアブソリュートと併せ、引っ張り切れない勢いで併入。ケイコに跨った木幡騎手は「ホント、かなりのパワーアップを感じるよ。ここ2戦の成績は良くないが、デキに関しては文句なし。このチャンスを何とかモノにしたい」と大張り切り。陣営も「前走8着でも、大きく負けたわけではないからね。相変わらず動いているし、今回は定量戦でもあるのでチャンスは十分ある」と強気な構えだ。不敵な笑みに大駆けの匂いがプンプンする。
相手は、⑨マイネルエルフ、⑭ソーマジックが本線。
⑤スピリタス、⑥ウィズディクタットが押さえ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。