専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
久々でも差し切れる!
2017/5/12(金)
どうも!美浦の古川です。
G1週の東京開催は関西馬が多く出走し、特に東京コース特有の「ダ2100m」という条件には関西馬が集中する。先週日曜の東京10RブリリアントSには全出走馬16頭中11頭が関西馬で掲示板を独占した。またこの条件以外にも関西馬が出走して上位を占める事がよくあるので、関西馬のチェックもシッカリとしていきたい。
さて、土曜「穴ズバッ!」で取り上げる東京12R・4歳上1000万下にも4頭の関西馬が出走するが、ここでは関東馬の方が能力上位で、その中でも⑥アルファアリエス(牡6、美浦・小西厩舎)を狙ってみたい。
爪に不安があるため休み休みしか使えず、今回も半年ぶりの実戦。それでも帰厩後の乗り込み量は豊富で、馬体もスッキリとしている。厩舎は「6歳馬だけど使い込んでいない分、肉体は若々しいし、まだまだ成長が窺える。休養前の競馬も良かったし、前崩れの展開になってくれれば楽しみはある」と色気タップリ。
前走の京都遠征は、掲示板に載った5頭が0秒1差の大接戦で、関西馬相手の④着は評価できる。脚質的に展開に左右されるタイプだが、直線の長い東京で持ち味の末脚を発揮できれば差し切る場面まで想像できる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。