専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
降級馬がいないココなら!
2017/6/3(土)
どうも!美浦の古川です。
今週からは2歳新馬戦と同時に、3歳馬と古馬の混合戦もスタート。クラス再編成により降級となる4歳馬が有利とされ、土曜も降級馬同士の決着となったレースもあった。降級馬は人気となることが多く、馬券妙味が薄いので、日曜「穴ズバッ」では降級馬のいない東京7Rを取り上げる。
⑮トモジャヴァリ(牡3、美浦・鈴木伸厩舎)は前走で未勝利勝ちした3歳馬で、昇級緒戦が混合戦と厳しい条件となる。しかし、前走の勝ち方が圧巻で、番手から直線で逃げた②着馬を3馬身半も突き放した。また③着以下はさらに2馬身半離されており、東京ダ2100mでの適性の高さを見せつけた。騎乗した武豊騎手も「以前に乗った時よりも馬が良くなっていた。この条件も合っているし、これなら上のクラスでも楽しみ」と褒め称えていた。
東上する武豊騎手が再び騎乗するのも心強く、降級馬のいないこのメンバーで前走と同じ舞台なら連勝も十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。