専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
降級馬が10頭も出走!
2017/6/23(金)
どうも!美浦の古川です。
4月から10週間ロングランの東京開催は、今週が最終週。次週からの福島開催に備えて、土日ともビシッと決めたいと思っている(ローカル開催は何かとお金が掛かるので・・・)。
さて、土曜は東京9R日野特別の⑧タイセイスペリオル(牡4、美浦・池上弘厩舎)をオススメする。2歳時の新馬戦を圧勝した素質馬だが、骨折や脚元の不安などで4歳にしてまだ5戦。7ヶ月ぶりの前走は折り合いを欠き直線で失速したものの、厩舎は「ハミを噛んでスムーズに運べなかった。久々だったから」と力負けではないことを強調。実際に2走前は昇級初戦ながら実力馬相手に好走しており、まともなら1000万も勝ち上がる力はある。
今回は500万に降級となり、ひと叩きして状態は上向き。厩舎は「休養前より馬体の張りは良いし、上積みが期待できる。折り合い面からも距離短縮はプラスだし、ここなら力上位」と期待している。降級馬が10頭もいるこのレースだが、上手く折り合えば勝ち負けになる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。