専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
3年ぶりの函館遠征
2017/7/6(木)
どうも!美浦の古川です。
毎週のようにトレセンで取材を受けてくれる田中勝春騎手だが、今週日曜は函館競馬場へ遠征。お手馬のアルタイル(牡5、美浦・手塚厩舎)がマリーンSに出走するためではあるが、私が「今週は北海道で夏休みか?」と冗談半分で声を掛けると、無言のままニッコリ。
カツハルと言えば「ジョッキーで一番」と言っていいほどのゴルフ好き。調教を終えた足でゴルフ場に向かうこともあるくらいである。日曜夜は北海道に居残って、翌日にコースを回るチャンスだろうが、7/10(月)・11(火)はセレクトセールがあり、今回ばかりはお預けかも知れない。
セレクトセールは多くの馬主関係者や調教師なども訪れる競馬界の一大イベントで、カツハルも例年訪れるという。日頃乗せてもらっている馬のオーナーさんにはシッカリと挨拶をしておくことが今後の騎乗馬の数や質に関わると言われ、多くのジョッキーが現れるのだ。でも、カツハルのことだから時間とメンバーを探してコースに出ているかも知れない・・・。
ところで、カツハルの函館遠征は3年ぶり。2013年には1日3勝の固め打ちをしたこともあり、遠征する度に必ず連対しているほど得意な競馬場と言える(当人はそんなことを一切感じていないだろうが)。今週の日曜は3鞍の騎乗となるが要注目であろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。