専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
千直の攻略法は!?新潟競馬の特色を知るべし!
2017/7/27(木)
どうも!美浦の古川です。
4週間の福島開催があっという間に終わり、今週から6週間の新潟開催。新潟はとても相性が良く、それは「馬券」だけではなく「食事」の方もである。魚も美味いし、酒も美味い。トラックマン連中の新潟開催での合い言葉は「昼は馬券で儲けて、夜は古町(繁華街)へ」であり、私もシッカリと儲けたいと思っている。
新潟競馬で儲けるためには、新潟競馬場をよく知ること。新潟の芝コースは「日本一の直線を持つ競馬場」として有名で差し馬のイメージがあると思うが、開幕週はやはり先行馬が狙い。春の開催から約2ヶ月、芝は青々と茂り絶好の馬場状態で先行馬がスピードで押し切ってしまうレースが多い。また、ダートコースの直線は意外と短く先行馬が有利。これは直線に急坂がないため前に行った馬が垂れることなく残るためで、展開をシッカリと読むことが重要である。
また新潟の名物と言えば「千直競馬」で、私も好きな条件。短距離の中にジョッキー達のコース取りやポジション取りの駆け引きが実に面白い。千直競馬を得意としている西田雄一郎騎手に以前聞いたことがあるが「スタート直後の200mほどに上り坂があり、そこを上手く運べるかがカギ」になるらしい。前半に飛ばしすぎると、ゴール前でバテてしまうケースもよく見られ、短距離だからと言って前に行けば良いというものではない。千直競馬は他の条件以上にジョッキーの腕に掛かっていると言える。
さて、週末の「穴ズバッ」では、新潟開幕週に向けて仕上げてきた穴馬を報告するのでお楽しみに。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。