専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
中山8Rに出走するアノ馬が激走する!
2010/9/18(土)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成22年9月18日(土)
中山8Rに出走するアノ馬が激走する!
日曜の阪神メーンはローズS(G2)が行われる。オレの狙い馬はアパパネ。ひと夏越して更にパワーアップした。オークスは長距離戦に対応するために、馬体を絞ったが、今度は中距離仕様のガッチリした体型に様変わり。中間の初時計は8月25日の美浦の坂路。4F・49秒2、終い12秒0とその日の一番時計を叩き出した。その後も抜群の動きを披露してきた。「夏場は放牧に出さずに美浦での調整。乗り込みは十分だし、キッチリ体は出来ている。今回成長したアパパネをお見せできます」と陣営の期待も大きい。秋初戦として、阪神芝1800mは絶好の舞台。ここをステップに目指すは牝馬3冠。ここは単なる通過点に過ぎない。相手は、馬体がフックラしてデキ上昇のエーシンリターンズ。1週前の坂路で自己ベストをマークしたアグネスワルツの2頭を中心に馬券を組み立てたい。
本日の土曜穴ズバッは中山8R。直線不利を受けた前走は完全に度外視。ここは改めて8枠12番ダンシングムーンを見直す手。「あんな競馬をしてて、よくあそこまで詰めてきたよ。使い詰めだけど前走はほとんど競馬をしてないし、状態は高いレベルでキープできてる。中山は合うコースだと思ってるし、まともならこのクラスも勝てる馬。ここは何とかするつもりだよ」ときゅう舎関係者。前走騎乗した蛯名騎手も「今度は何とかするから」と自信たっぷり。人気のない今回が絶好の狙い目だ。相手は、①コスモラピュタ、⑨シルクタイタンの2頭を中心に流してみたい。
次回の更新は金曜午後5時を予定。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。