専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
2走前の距離に戻ればアノ馬が一変する!
2009/10/23(金)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成21年10月23日(土)
2走前の距離に戻ればアノ馬が一変する!
今年、種牡馬として最も波に乗っているのがマンハッタンカフェだ。馬体はサンデーサイレンスと瓜二つといわれている。今年だけですでに重賞8勝を挙げており、その勢いは止まらない。G1もNHKマイルC・ジョーカプチーノ、先週施行された秋華賞・レッドディザイアで2勝。気になる種牡馬リーディングサイアーでも2位アグネスタキオンに2億円以上の差を付けて、現在トップを独走中だ。
もともとサンデー系の種牡馬は2、3年後にガラリ一変してくるケースが多く、マンハッタンカフェもその部類に入るのだろう。もうひとつの特徴はスプリンターから中長距離タイプまで、母系の特徴を生かし、いろいろな産駒を輩出しているのも父サンデーサイレンスと似ている。今後、マンハッタンカフェ産駒には目を離さないようにしよう。
本日の土曜穴ズバッは福島9Rに出走する5枠9番アヤヒメ。今回ひと息入ったが、仕上がりは上々。除外の影響もなく、調教を増やせたことはいいことだ。「前走は1600mの距離も長く、スローな流れでこの馬本来の力を発揮できなかった。 今回は中11週と十分レース間隔をあけ、活気が戻ってきている。終いの脚は確実だし、開幕週だけに脚の使いどころを間違えなければ結構やれる」と陣営も色気十分。今週、美浦のポリトラックで絶好の追い切りに加え、2走前に2着している福島の1200mなら胸が膨らむのも当然だろう。
相手は⑬ワールドワン、④ゴールデンリング の2頭が本線、⑧ニホンピロタルト、⑭コイクレナイ、⑩ウインミッションまで押さえたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。