専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
菊花賞は大混戦!オレの狙いはフォゲッタブルだ
2009/10/22(木)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成21年10月22日(木)
菊花賞は大混戦!オレの狙いはフォゲッタブルだ
先週の秋華賞は三度目の正直でレッドディザイアがブエナビスタの猛追をハナ差しのぎ、春の雪辱を果たした。その後の審議によってブエナビスタがブロードストリートの進路を妨害したことで3着に降着、となったが上位人気馬によりワン、ツー、スリーという結果に終わった。ラジオ日本競馬中継の前日予想でも話しをしたが、上位3頭の争いで、3連単ボックス6点で勝負!が見事的中。4640円は美味しい配当でしたね。
今週は牡馬のクラシック最後の戦いである菊花賞。淀の3000mはかなりハードなレースになるため、秋華賞のように人気サイドで決まるとは思えない。神戸新聞杯をレコードで快勝したイコピコが一気にクローズアップされているが、あの切れる脚が淀の3000mで再度使えるか、というのは疑問である。関東期待の星、ナカヤマフェスタもセントライト記念の勝利で穴人気になる馬だが、気性的にまだアテにならないところがあり全幅の信頼はおけない。
そこで菊花賞の穴ズバッは、セントライト記念のパドックを見て春とは一変していたフォゲッタブルに注目した。後脚の発達、胸前のたくましさなど、総合的に馬体の成長を強く感じた。血統的にも距離延長はのぞむところ。デビュー以来2000m以下を走ったことがないように、徹底した長距離教育が3000mで実を結ぶ時が来た。
今週から秋の福島も始まり、東京、京都との3場所開催となる。小回りの福島に狙いをつけていた馬も多く、荒れる福島競馬となりそうだ。それでは今週も頑張っていこう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。