専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
休み明けも、デキ万全のアノ馬が狙える
2010/1/24(日)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成22年1月24日(日)
休み明けも、デキ万全のアノ馬が狙える
1回中山競馬を締めくくるのは日曜に行われるアメリカJCC(芝・外・2200m)。毎年、多彩なメンバーが揃う伝統のG2戦だ。ここから天皇賞・春だけではなく、安田記念に向かう馬が多い。オレが注目しているのがトウショウシロッコ。重賞で掲示板に載ること11回。それでもトップでゴールはしていない。今回、22度目の挑戦となり何とかここで重賞を勝ってもらいたいもの。
中山芝2200mは4回出走して2着1回、3着2回、4着1回の惜敗続きだが、先着を許したのはエアシェイディ、シンゲン、マツリダゴッホといった実力馬。これらと差のない競馬ができているのだから、重賞に手が届かないわけがない。前走はアクシオンにクビ差の2着。ほかの中山金杯組の斤量がすべて2キロ増なのに、最先着の本馬が1キロ増というのはかなり恵まれた感じがする。
今週の追い切りでは、南ウッドでエイシンフレンチの外に併せ、ゴール前一杯になる相手を尻目に余裕の2馬身先着。暮れから年明けに使い、間隔は詰まっているが、疲れは微塵も感じられない。主戦の吉田豊騎手も勝ち負けを意識していたし、ここはチャンスだ 。
本日の日曜穴ズバッは中山12Rに出走する5枠9番ベルモントガリバー。本馬が出たトコ勝負の態勢にある。「500万下を勝ったごほうびとして、前走後は一旦放牧に出して完全にリフレッシュさせることに専念した。おかげで凄くイイ感じの雰囲気になって戻ってきたし、今週の追い切りも抜群の動き。もう態勢は完璧に整っていると言っていい。今回も良い枠を引けたし、ポンと出られればまず大丈夫。もちろん連勝するつもりでいるよ」と厩舎サイドも猛プッシュ。ここ最近とは目の色が違う。
相手は⑭スズカサンバ、④ドリームリバイバルが本線。⑤フランコフォニー、⑦ランフォルセが押さえ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。