水上学の血統トレジャーハンティング

土曜中山11R ニュージーランドT(G2)(芝1600m)

◎本命馬
⑩クライムメジャー
牡3、栗東・池江厩舎、川田騎手

このレースのポイントは、絶対能力を比較してもあまり意味がないこと。お結び型の特殊なコースを乗り切る器用さが第一だ。そしてこの時期の中山芝らしく、瞬発力よりはパワー。また短距離路線からの参入も毎年あり、ペースは緩みにくい。タフな競馬になる。
器用さと持続力、そして後方一気が決まりづらい馬場で立ち回りの巧さを優先させると、⑩クライムメジャーが軸。ダイワメジャー産駒で、仕上がりが早く、5年前には勝ち馬カレンブラックヒルを出した。サトノノブレスの半弟で、軽さだけではなくパワーも十分。ディバインコードの回避で議席も1つ空いたのは大きい。なんやかや言っても、2歳王者と0秒3の競馬ができている。切れを問われる東京での成績を考えると、中山になればあるいは…の算段も成り立つ。

$お宝馬
④メイソンジュニア

このレースで穴を空けるのは、1400m以下の実績が豊富な馬たちだ。しかもダート兼用血統が良い。近年でもストーミングスター、ショウナンアチーブ、ベルルミエール、ストーミーシーなどが人気薄で大激走した。
今年の1400m以下の適性のある馬もどれも押さえてはおきたいが、1頭選べばこれ。パワータイプのダートスプリンター、メイソン産駒。母の父は今年の3歳戦線で母父馬として注目のダート血統アメリカンポストだ。こういうタイプが一発しでかすレースとみる。

相手上位は⑯ボンセルヴィーソ②ランガディア⑨カリビアンゴールド。押さえに⑭タイセイスターリー⑫スズカメジャー⑧ダイイチターミナル⑪ジャッキー①ナイトバナレット⑮タイムトリップ
手広く攻めて、3連系馬券の穴を狙いたい鞍だ。