水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京11R ジューンS(芝2000m)

◎本命馬
⑤ヴォージュ
牡4、栗東・西村厩舎、内田博騎手

金曜午後の府中の夕立は、幸い大した雨量ではなく、短時間で通り過ぎた。芝には全く影響は無さそうだ。ただ今週からDコース替わり、良馬場ならある程度前の位置で内目を走る方がいいだろう。

前に行けて、パワフルな脚が使えるとなれば、⑤ヴォージュをおいて他にはいない。

ナカヤマフェスタ産駒ながら、この馬は小柄な父には似ておらず、510キロ台ある。シルエットも、いかにも母の父タニノギムレット似だ。ギムレット自身は480キロ台で牡馬としてはさほど大型馬というわけでもなかったが、代表産駒ウオッカは女丈夫というべきがっちりした大型馬で490キロ台、ヴォージュの母ギュイエンヌも牝馬にしては大きめの部類だった。
タニノギムレット似ならば小回り以上に東京は走る。ベストの2000mでここを突破、次走以降は重賞を目指してほしい。

$お宝馬
⑩スモークフリー

この馬のオッズはおそらく7,8倍見当で、お宝馬として推すには人気がありすぎる。しかし人気薄から強く推したい馬がいない状況で、ならば人気所の中から比較的薄めのこの馬を取り上げておく。横山典騎手が手放さない馬で、また間隔を空けてきた方が走るタイプ。
2000mはひとハロン長い感じもあるし、追い込み一手は正直厳しい気もするが、エンジンの掛かりが遅い馬で長い直線でないと真価が出ないので、東京の内に買いたい。またプロディガルサンには距離、ドレッドノータスにはローテの不安があり、付け込む余地はあるだろう。

相手上位は③トーセンマタコイヤ、ヒモに⑥ブラックバゴ①プロディガルサン⑪ドレッドノータス