水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜函館11R TVh杯 ◎本命馬 ナインテイルズ 2番人気 12着 ハナには立ったが、タマモブリリアンに張りつかれて息が入れられず。
ペース自体は緩く、数字上はこの馬なら楽に粘っていいものではあったが、馬というのはいくらスローでもピッタリ張りつかれることで、メンタル面のプレッシャーを受けて嫌気を差すことは珍しくない。このパターンにハマってしまった。

$お宝馬 ヴァイサーリッター 10番人気 14着 内目の中団をキープしていたが、そこから伸びずに団子のままゴール。包まれて動けなかった面もあるが、勢いも感じなかった。
条件が揃っていた今回走らないと厳しい。

★日曜福島11R ラジオNIKKEI賞(G3)◎本命馬 クリアザトラック 2番人気 4着 道中力みながらの追走、それでもよく折り合いを付けたが、直線は前も止まらない上に、後ろからのロードリベラルにも差されてしまった。直線も衰えてはおらず、初めての小回りに対応する器用さがやや足らなかった感がある。 巻き返しのチャンスはありそうな走りで、一回使ったことで次走はローカル小回りでも対応できそうだし、また休んで主場ならもちろん勝ち負け。

$お宝馬 バルベーラ 10番人気 7着 こちらは器用さも見せていたが、ずっと外を回らされたことが響いて直線反応が鈍ってしまった。それでも直線はひと脚使っており、これも自己条件ならスンナリの可能性がある。なかなかの素材で、長い目で見たい。

【今週のポイント】
今週日曜の福島メインは、七夕賞。基本的に荒れる重賞だ。トップハンデが、08年以降は1度も勝っていないということが1つの要因となっている。

ただ今年、予断を許さないのは、トップハンデでかつ、展開面で最大のカギを握るマルターズアポジーの出否が、火曜朝の時点で決定していないこと。この馬が出ると出ないとでは、予想の組み立てが根底から変わってくる。ハンデ次第で決定するとのことだが、これに対する個人的な意見はともかく、最大の関心事であることは間違いない。

血統面を絡めた最終結論は土曜夜にするとして、小回り適性という意味では、福島実績はもちろんのこと、小倉1800m、2000mの1600万、オープン特別、重賞での好走経験のある馬が好走するケースが多く、これが穴を運んできた年が目立っている。今年の人気薄での該当馬はアノ馬だけか……?その辺を踏まえて予想を練ってみたい。

【※スタッフ注釈】マルターズアポジーはハンデ頭の57.5キロで出走。

【次回の狙い馬】
土曜・中京10R 6着 今回はスタートで安目を売り、一気に挽回したことで末が甘くなった上に、勝負所で外から寄られて走りづらいところもあった。
次走、小倉の1200mでも対応できると思うので、真ん中から外の枠を引けたら狙いたい。

日曜・中京3R 4着 スムーズに好位を取れたが、直線の甥比べで淡白になってしまった。おそらく1400mはひと息長いかも。
ダートなら、次走1200mを前提として見直したい。