水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜函館11R 函館日刊スポーツ杯◎本命馬 サザンライツ 9番人気 14着 結果論だが、外枠が仇になってしまった感じ。ずっと掛かり通しで鞍上と喧嘩しながら、しかも終始大外を回らされてガス欠状態。おまけにやや太かった。今回がいわゆるガス抜きということで、ここを叩いての札幌勝負だったか・・・。見抜けず残念。

$お宝馬 ナインテイルズ 8番人気 4着 こちらは対照的に、外枠から上手く内に潜り込んで脚をタメることができた。直線で外目へ持ち出し、よく伸びて勝ち馬と0秒1差。力は出している。

★日曜中京11R 中京記念(G3)◎本命馬 ダノンリバティ 3番人気 5着 馬場を必要以上に意識し過ぎて、大外ブン回しのロスが大きかった。ブラックムーンのように内へ入ってくれば、最後の伸びからいって馬券圏はあったかもしれない。もったいないレースだった。 次走はおそらく関屋記念、さらに直線が延びる外回りで、もう少し出していってくれれば面白い。

$お宝馬 ピークトラム 9番人気 15着 マイネルアウラートと全く同じような競馬をしてしまった。緩みない流れを先行し、なし崩しに脚を使わされた感。脚をタメなくても自分のリズムで行ければしぶとい勝ち馬と、どこかでタメないとダメなこの馬との差が出てしまったようだ。それ以前に、去年に比べると能力も加齢で落ちてしまっているのかもしれない。

【今週のポイント】
今年もアイビスサマーダッシュで開幕する夏の新潟開催。去年2着のネロが出てきたが、これは半年ぶりをどうみるか。一昨年2着のシンボリディスコは、この10年で1回しか馬券になっていない7歳以上。共に実績を信頼するのはためらわれる。加えて3歳以降の重賞勝ち馬が1頭しかいないという顔ぶれで、混戦模様だ。

「牝馬有利」という歴然とした傾向には逆らえないと個人的には思うが、あとは直線競馬だけに、やはり枠順がポイントとなるだろう。極端な内枠でなければ、近年はヒモなら好走できているが、ただ連軸となると、やはり7枠8枠に越したことはない。

そして血統的には、直線競馬ではおなじみとなったことだが、言わずと知れたダート兼用血統が好走する。

幸い、北陸路の雨は週後半には上がって、当日は夏空になりそうな模様。当方もラジオ日本の中継で、毎週土曜が恒例の新潟出張となる。土曜9Rに組まれている直線競馬ひと鞍をジックリ見定めてから、土曜夜更新のトレジャーハンティングで煮詰めることにする。

【次回の狙い馬】
日曜・中京9R 4着 絶好のポジションで前を見る競馬。しかし早めに前を掴まえに動いたのが仇になってしまい、最後は伸びが止まってしまった。大きく期待していただけに、個人的にとても残念な結果になってしまったが、2走ボケも少しあったかもしれないという気もしている。
使える脚がそう長くないことも分かったので、次走小倉2000mなら巻き返し。

日曜・函館7R 4着 出負けしたが、内を捌いてよく伸びた。もったいない競馬だった。
今回は昇級戦だった。果敢に先行し、外から直線は勝ちに行く競馬。上2頭が強く、さすがに最後は苦しくなってしまったが、4着に踏ん張ったのは上出来の内容。 これならクラス慣れする次走は、さらに良くなりそう。キャリアが浅く、反動も気にしなくていいだろう。札幌ダート1700mでも引き続き警戒。