水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜小倉11R 阿蘇S ◎本命馬 メイショウウタゲ 1番人気 8着 終始好位置、これならと思ったが、4角回ってから武豊騎手が気合を入れても全く伸びない。全く走れていないことはこれまでの成績から明らかなだけに、コンディション面の問題か、外枠で脚がタマらなかったかが敗因となりそうだが・・・。

$お宝馬 センターピース 6番人気 15着 こちらは自分の競馬。シッカリ逃げて、息が入らないだけに最後厳しくなったが、勝ち馬からそれほど差があったわけではない。こういう競馬ができればいつか結果がついてきそう。

★新潟11R 関屋記念(G3)◎本命馬 ダノンリバティ 5番人気 3着 いつもの先行策、完全に自分の競馬ができた。ただ前が止まらず、ジリジリとしか差が詰まらなかった。展開の綾に泣いたが、これは仕方ない。

$お宝馬 レッドレイヴン 15番人気 8着 まずまずの立ち回りだが、前が残って差し馬全滅だけに、この負けはこの馬も仕方ない。マイルでもやれそうな気配は見えた。次走もぜひマイルで、しかも器用さがあるので、オータムH続戦でも面白いかも。

【今週のポイント】
夏競馬唯一のG2、札幌記念が行われる。いよいよ夏競馬も終盤戦が近付いてきた。

今年の顔ぶれにはJRAのG1勝ち馬こそいないものの、G1上位でコンスタントに健闘を続けている馬、G2大将らが揃い、いかにも「ザ・G2」「G2中のG2」という印象になっている。
休み明け、海外帰りの有力馬が多い上に、小回り向きの馬も揃い、洋芝、小回りに強いステイゴールド産駒も集まっている。そして何より、詰めの甘い勝ち切れないタイプがなんと多いことか。
さらに、3歳馬や有力牝馬の出走も見られず、例年とは異なるメンバー構成でもある。とにかく予想は難解だ。

中距離路線に戻してきたエアスピネルの適性、休み明けで臨む実績上位馬の優劣はどうつけるか、居並ぶステイゴールド産駒からはどれを採るべきか。そして何より、それらの中で勝ち切れる期待が持てる馬はどれか?

水曜夜に更新予定の有力馬診断【夏ケイバ特集・血統プロファイリング】で中間時点での勝ち馬候補を指名しているので、難解なレースを解くヒントにしていただければ幸いである。

【次回の狙い馬】
土曜・新潟8R 3着 東海公営での内容、血統面から今回個人的に大きな期待を寄せていて、本命に強く推したのはラジオ日本をお聞きに方なら御承知の通り。カブキモノに絡まれたことで思ったより速くなった流れを2番手から進み、直線先頭で一旦突き離しかけるも、さすがに最後はバッタリで3着まで落ちてしまった。しかしこれこそ負けてなお強し。将来は1600万までは保証できそう。

日曜・新潟9R 6着 今回は休み明け。太くはなかったが、先行して直線は食らいつきながらラスト失速。メンタル面で最後ギブアップだが、いかにもこういうレースの後は変わるもの。1000万は強豪多いが、過去に現級勝ちあるし、中山も得意。次走中山ダート1800mならかなりアップしてきそうだ。