- 2月25日 中山11R 中山記念(G2)
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お宝馬☆ドーブネ(10人気) 2着
条件好転の大穴を見抜いた!
- 2月11日 東京11R 共同通信杯(G3)
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お宝馬☆ジャスティンミラノ(4人気) 1着
2週連続で勝ち馬を指名!
安田記念の理想脚質
2010/6/1(火)
安田記念の理想脚質
2010/6/1
★【前週推奨馬回顧】
5月29日土曜日 東京9R 葉山特別 ヒカルプリンス 8番人気 8着
騎手によればブリンカーが利きすぎて息を抜かないそうだが、レースを見ると落馬した馬と接触してから馬がテンパってしまっているように思う。まともなら次走見直し。
5月30日日曜日 東京10R 日本ダービー(GⅠ) ペルーサ 2番人気6着
情けない結果になって申し訳ない。やはり3週間の間に2400mを2勝するのは、3歳春の牡馬には過酷と言うことか。おまけにその青葉賞の馬場が高速馬場で、勝ち方も凄かった。その反動でイレ込んで出遅れ。今後も青葉賞勝ち馬は、ダービーでは厳しいだろう。
★【今週へのポイント】
安田記念は、逃げ馬がマイネルファルケだけしか見当たらず、この馬の逃げ方を占うことで展開はほぼ間違わずに占えると思う。
マイネルファルケは、中山マイルでは35秒台にまで落とす(スタート後が急カーブ、小回りでペースが上がり辛い)ことができるが、スタートして直線が続く東京マイルや京都マイルでは、34秒台中盤から後半での逃げになる。序盤を平均ペースで入って、その後落としてスローに持ちこみ、直線で粘るというのがいつものパターンだ。
だいたいこのペースは、例年の安田記念と同じ。そして例年は上がりも34秒8前後でまとまる。かといって、この前半だと後半からではなかなか届かない。差し馬でもせめて35秒台で前半を乗り切って、かつ33秒台から34秒0前後の脚を使えるというのがポイントになりそうだ。
香港馬が安田記念で強いのは決して偶然ではなく、香港競馬にこうした流れが多いのも1つの理由になっている。
また日本馬では、大半の人気の差し馬に該当しそうだが、先行してこのラップを踏める馬がいる。軸としてはかなり信頼度が高そう。果たしてこの馬が本命までに至るかどうか、残りの時間でシッカリ検討して週末に発表したい。
★【次回の狙い馬】
日曜東京6R 4着 マックスバローズ⇒先行馬総崩れの中、唯一掲示板、それも勝ち馬と0秒1差。スローだが瞬発力の要求された展開で、そうしたレースは合わない血統だが、よく走った。次走古馬相手でも軽斤量だから、まず勝ち負けになりそう。
日曜京都9R 5着 フロムジオリエント⇒今回は上がりが速すぎた。坂のある阪神の方がかえって粘れる。阪神ダート千八なら、ロベルト系に向いたコースで次走は狙い目。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。