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鉄砲巧者

2010/7/11

福島11R 七夕賞(GⅢ) 芝2000m】
注目馬  ⑨サンライズベガ(牡6、栗東・音無厩舎、松岡騎手)

予報以上に金曜夜の雨量が多く、土曜の福島芝は不良スタート。ただその後は高温でよく晴れ、馬場の回復は急だ。おそらく七夕賞は良馬場で行えると思うが、土曜1日、不良馬場で競馬が行われると外目も荒れてくるので、日曜は馬場の内を通る先行馬が意外と粘れるのではないか。

それでなくても今年の福島の芝は質が変わったようで、なかなかインが掘れてこないし、また大量に砂が入っている。外差しはあまり意識しない。また時計は出るだろうが、さすがに高速馬場には至らないだろう。とにかく微妙な馬場だ。

荒れた馬場を速い時計で走れる…この能力を持っているのが⑨サンライズベガだ。不良の中山二千を2分ジャスト、野芝稍重の朝日CCを2分00秒4で走っており、これがこの馬の本分。キレが無いので、瞬発力を問われない馬場になるのが好走の条件。まさに日曜はこの馬場になりそうだ。

休み明けはとにかくよく走る馬で、デビュー戦も入れれば6戦して2勝、2着1回、3着2回、4着1回。いきなりが勝負の馬である。

アドマイヤベガ産駒は、まだ福島二千での勝利はないが、複勝率は3割を超える。また母方にはボールドルーラーのクロスが入っていて、小回り向きの脚の持続力も高い。

相手は⑩バトルバニヤン、⑥ホッコーパドゥシャ、⑦アルコセニョーラ、⑤ニルヴァーナ。あとは⑪イケドラゴン、⑬サニーサンデー、⑫トウショウシロッコまで。