- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
激走血統内包馬
2010/9/19(日)
激走血統内包馬
2010/9/19
【中山11R セントライト記念(GⅡ) 芝2200m】
注目馬 ⑪シャイニンアーサー(牡3、美浦・藤沢和厩舎、横山典騎手)
人気の2頭は、すでに賞金を積んでおり、ここで無理に勝ちに行く必要はサラサラ無い。基本的に上がり馬が強く、馬券も荒れがちの傾向があるレース。ここは穴を狙う。その中でも⑪シャイニンアーサーが面白い。
とにかくこの馬、血統的にセントライト記念に向く要素が揃っている。このレースでは近年、3代以内にノーザンテーストを持つ馬の好走がやたらと目立っており、05年以降で6頭も3着以内に入っているのだが、シャイニンアーサーはこれに該当する。しかも祖母の弟アグネススペシャルは野芝適性が高く、新潟記念2着、オールカマー(新潟施行)2着。同じ中山2200では、AJCCで0秒2差3着がある。
また同じく祖母の弟フジキセキは、過去にこのレースで連対しているゴールデンダリアの父、そしてセイクリッドバレーの母父だ。
先週人気薄で京成杯AHを3着と好走したキョウエイアシュラも近親。野芝適性、コース適性共に高い一族なのである。
ただ、馬券的に本命は⑤フェイルノートの方が確実か。過去に4着を外したことはなく、またクォークスターと接戦した実績もある。上がりの速い競馬、上がりの掛かる競馬、両方で好走できる器用さもある。
あとは在来牝系で野芝適性がありそうな②アロマカフェ、ダイワスカーレットの近親⑬クォークスター、そして③ゲシュタルト、⑮ヤマニンエルブ、①ナイスミーチュー、⑩ゲームマエストロまで。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。