- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切れる1頭をガッチリ評価!
- 4月7日 阪神11R 桜花賞(G1)
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本命馬◎アスコリピチェーノ(1人気) 2着
土日の重賞まとめてゲット!
菊花賞は大波乱?
2009/10/21(水)
菊花賞は大波乱?
2009/10/21
10月17日土曜 東京10R 秋嶺S ダノンカモン 6番人気①着
単勝880円、複勝370円。
そのさらに1週前の京都7R同様、初ダートに対する見解、また相手所の見解もほぼ正解。2週続けて会心の予想ができた。ポイントは同じロベルト系の人気薄3着馬ランダムシードが拾えたこと。中心馬と同系統で、過去にコース実績がある馬は押さえておくことが肝心。
10月18日日曜 京都11R 秋華賞(G1) ワイドサファイア 8番人気⑱着
調子に乗っていたらこの有り様。本命レッドディザイアは勝ったものの、妙味あるお宝馬としたこちらはシンガリ負け。ご覧になってお分かりのように、掛かってしまい暴走気味に行ってしまった(逃げたという意味ではなく、この馬にとっての位置取りで)。この気性が直らないと今後も厳しい。外枠で壁が作れなかったのも響いたので、内枠の方が良いのかも。
★【今週へのポイント】
春の勢力が強かった秋華賞だが、こちら牡馬の3冠最終戦、菊花賞はそうはいくまい。皐月賞馬アンライバルドが神戸新聞杯では不甲斐ないところを見せ、ダービー2着のリーチザクラウンは連対を守ったものの、ラストは一杯に。むしろイコピコの強さだけが目立っていた。
今年はダービー馬が回避したが、もともと、ダービー馬が参戦しない年の菊は荒れるのが定番ともなっており、今年も去年に続く波乱が見込まれる。
波乱といえばまず上がり馬を想起するが、デルタブルースのような前走条件戦出走の上がり馬の勝利は、近年滅多にお目にかかれず、頑張っても3,4着あたりまでになっている。むしろ穴は神戸新聞杯敗戦組の方が多く空ける傾向にある。
神戸新聞杯上位ながら人気がなかったソングオブウインドのパターンなら、今回はセイウンワンダーがピッタリ。2冠すべてひとケタ着順ながら、神戸大敗だけで株を下げてしまった馬という意味ではシェーンヴァルト。
一方、ダービー馬不出走の時に好走しやすい傾向のある、セントライト記念上位馬なのに人気がないのがセイクリッドバレーとフォゲッタブル。これら4頭のうちどれか、あるいは複数の馬を印上位に抜擢するのも面白いだろう。個人的にはもちろん血統も精査して、見落とされている穴馬を紹介したいと思っている。
★【次回の狙い馬】
日曜東京9R 5着 エステーラブ ⇒内枠が響いた。スタートしてから前に入られて位置取りが下がる。外へ回してからジリジリ伸びていた。まともなら3着以内はあった競馬。次走も同じ東京千四なら。このコースがベスト。
日曜京都10R 7着 テイエムアタック ⇒今回は明らかに久々モードで、気合い不足。走りの勢いが違っていた。本来は一枚上の力量馬で、これを叩かれて一変するはず。東京遠征でも問題なし。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。