- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
新潟外回りがやっと・・・
2009/8/25(火)
新潟外回りがやっと・・・
2009/8/25
8月22日 土曜 札幌9R ポプラS マイネルスターリー 8番人気①着
単勝12.1倍、複勝3.1倍。ゴール前で差し返す強さ。やはり能力はここでは一枚上だった。2着にも対抗視したアクシオンが入り、久々に完璧な内容だった。
8月23日 日曜 新潟11R レパードS ワンダーアキュート 8人気⑤着
中団より前で競馬できる馬が、押されても全く行けず。それでも直線はじりじり伸びたが、降着に恵まれての繰り上がり5着が精いっぱい。夏場がダメなのか?体調面の問題に映った。
★【今週へのポイント】
新潟外回りは、普通8月に入れば、圧倒的に外差し有利な馬場となるのが定番だった。ただ今年は、異例の3連続開催を見越して馬場を入念に作ってきたからか、あるいは序盤戦の芝の設定を長めにしていたからか、とにかくなかなかインが荒れてこず、外差し傾向が濃くなることはなかった(一時道悪時にはなりかけた日があったが)。
しかし、先週の芝の競馬では、明らかに傾向が変わってきていた。内周りでは通常のコース取りだが、外回りではみな直線で外に持ち出し、しかも外を差した馬たちが上位を独占していたのだ。
とにかくアウト一辺倒ではなく、内回りではイン、外回りではアウトと分かれるのは不思議だが、とにかく外回りにおいては、やっと例年の傾向が見えてきたわけだ。
血統的にも、新潟外回りでキーとなっていたグレイソヴリン系(トニービン、ゴールデンフェザント、スターオブコジーンなど)がやっと台頭してきた。
外差し・グレイソヴリン系をキーワードとすると、新潟記念では、母父トニービンのダンスアジョイ、父アドマイヤコジーンのデストラメンテあたりが浮上してくることになるが・・・最終見解は土曜夜の当コラムをお待ち頂きたい。
★【次回の狙い馬】
土曜新潟1R 1着 タカラハーバー⇒ワンサイドの逃げ切り勝ち。勝ちタイムは今夏新潟2歳戦、3歳未勝利戦全ての中の最速、古馬500万と比べても、前週のカレンナサクラが勝ったレースとコンマ1秒差の優秀なもの。2歳馬同士なら昇級でも勝ち負けになるはず。
日曜札幌12R 7着 ヴンダーゾンネ⇒久々の芝。ダート1000mからの転戦も、芝で通用する行きっぷりを見せ、3着馬からは0秒3差に粘り込んだ。ただ1500mは長かったか。次走、千二で牝馬限定なら勝ち負けになる。ダートでももちろん大丈夫。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。