重賞スーパーお宝馬券!

完成度で一枚上

2009/12/20

中山11R 朝日杯FS(JpnⅠ) 芝・外1600m】
注目馬  ⑫エイシンアポロン(牡2、栗東・岡田厩舎、池添騎手)

今開催のこのコースでも、そしてそもそも朝日杯自体でも、サンデー系が苦戦している。特に朝日杯では勝ち馬の半数が非サンデー系なのだ。
これはスタート直後にカーブがあるので序盤のポジション争いが激しくなり、さらにゴール前に急坂があるので、瞬発力よりも馬力が重要となるからだ。また、勝ち馬の顔触れを見れば、あまりクラシックへは直結しておらず、ここがピークとなっていた馬たちが多い。

早熟性というか、現時点での完成度と馬力。この2点を重視すれば、人気のローズキングダムやトーセンファントムは過信できない。あくまでこのレースに限れば、⑫エイシンアポロンの方が上位だ。

父が早熟系で、アメリカで成功しているダート芝兼用の大種牡馬ジャイアンツコーズウェイ。母方は欧州のステイヤー配合だが、ノーザンダンサーの3×4のクロスがあるので、スタミナよりも馬力へ特化している。東京のマイルでは切れ負けするタイプだが、中山のマイルなら話は別なのだ。
特に評価できるのは2走前のデイリー杯2歳S。前後半同じラップで2番手を進み、そのままゴール寸前まで先頭を守った。前に行った馬には厳しいペースだったのだが、にもかかわらずそういった粘りこみができるのは、その馬力を裏付けるものだ。

相手筆頭は、サンデー系の中では唯一中山マイルで弾けるフジキセキ産駒④ヒットジャポット。阪神戦が好内容に加え、兄姉は中山の鬼だった。あとは⑮トーセンファントム、⑧ローズキングダムの人気2頭、そして①バトルシュリイマンの逃げ、②ダイワバーバリアン、⑯ニシノメイゲツ、⑤ダッシャーゴーゴー、⑭キョウエイアシュラ。なお同じフジキセキ産駒⑥キングレオポルドは、緩みのない展開への対応が疑問。