2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
海外研修inイギリス(その③)
2019/6/28(金)
まずは、競馬博物館!!
ドドーン‼︎と怪物フランケルの銅像がありますこの競馬博物館には競馬発祥の地ならではといった競馬の歴史に関する資料から現代競馬といったモノまでドッサリと展示されております!!
昔の競馬はこんな感じだったのかなぁ〜とか想像しながら、ひとつひとつに競馬の歴史を感じながら見ていました(T ^ T)
こうしてみると、イギリスの競馬って昔からオシャレで気品が漂っていますね〜(^^)
続きまして、タタソールズせり場です!!
日本でも馬のセリはありますが、
馬の街ニューマーケットでは、日本のセリとは少し違って、当歳馬や一歳馬,繁殖牝馬は当然のこと、障害馬や現役の競走馬のセリもあるそうです!!
これは日本でやってもなかなか面白そうですよね!!
当然、日本のセレクトセールの様な超良血馬で高額のセリも行なわれるわけで、この歴史あるセリ場から数々の世界的名馬が誕生したと思うと本当に感慨深いですね!!
セリついでに言いますと、僕がニューマーケットにいるときに、こちらのレーシンポスト紙にこんな記事が載っていました!!
簡単に訳しますと、
『3年前に亡くなった1988年産まれのイギリス産馬Cal Norma's Ladyは17戦3勝という成績を残したのち、繁殖牝馬としてセリに出され、3000ポンド(45万円)の値で取引きされました。
そして、このCal Norma's Ladyが残した産駒はなんと!!
今年の日本ダービー馬ロジャーバローズのお母さんと日本で年度代表馬に輝いたジェンティルドンナのお母さんです!!』
ということが書かれております。
日本での活躍馬の血統までもがすぐに記事になってしまうあたりが、さすがイギリスって感じですね!!
さて、続きましては、ゴドルフィン軍団の種牡馬たちが集結する、ダルハムホールスタッドです!!
ゴドルフィン軍団のスーパーホースが集結しているだけあって、建物から馬房から何から何までとにかくゴージャスですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
この馬は、オルフェーヴルも破れた最強牝馬トレヴの凱旋門賞三連覇を阻止したゴールデンホーンです!!
この他にもたくさんの種牡馬たちを見せていただいたんですが、一番最後に登場したのがこの馬です!!
ドドーーーン!!
世界的大種牡馬!!ドバウィーです!!
まさかこれほどの馬まで見せていただけると思っていなかったので、本当にビックリしました(^_^;)
ドバウィーの独特の体型と歩きをご覧下さい!!
なんか人間に例えると、、、
とにかくめちゃくちゃ喧嘩が強そうですね…(^_^;)
こんな感じでニューマーケットの施設をたくさんまわらせていただきました!!
そしてイギリスの最終日にはエプソム競馬場で行われた英ダービーも観戦させていただきました!!
ニューマーケットから車で約1時間半かけてエプソム競馬場に到着しました!!
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、これは4コーナーから撮った最後の直線の写真なんですが、高低差がもの凄くあります!!
とにかく競馬場がデカすぎて何回撮っても上手くカメラに収まりませんでした…(笑)
そして、見てもらえればわかると思いますが、競馬場の馬場内にもたくさん車が停まっています!!
日本では考えられませんが、馬場内もめちゃくちゃ広くて、キャンピングカーや大型バスがたくさん来ていて、もうお祭り状態でした(≧∀≦)ノ
こちらが馬場内の映像です!!
馬場内はもう完全に遊園地ですね(^^;;
まだ第1レースも始まっていないのにこの賑わいですよ!!
ちなみに馬場内は無料になっていて、
日本の競馬場で皆さんがレースを観戦する、いわゆるスタンド側はドレスコードがあり、入場料が9,000円かかります!!
当日券だと1万円だそうです!!
ですので、馬場内には子供連れも多くお祭り状態なんですが、スタンド側にくるとガラッと雰囲気が変わり、みんな正装されています!!
当然パドックに来てもさきほどの馬場内の様子とは全然違います!!
この日はレースが始まる前に、
JRAの後藤理事長による令和記念の植樹式も行われていました!!
幸運なことに、歴史あるエプソム競馬場の地(パドック)に日本の桜の木が植えられるという歴史的瞬間に立ち会うことが出来ました(T_T)
そして、いよいよレースですが、
第1レースからこの賑わいですよ!!
人が多すぎて、馬が米粒くらいにしか見えませんでしたが、それは日本のG1レースでも同じことだと思いますので、お客さんの気持ちになれて良かったです(^_^;)
改めてジョッキーという仕事の素晴らしさを実感しました!!
この日、英ダービーに7頭の馬を送り込んでいたエイダン・オブライエン厩舎ですが、
世界的トップトレーナーの、A.オブライエン調教師は自分の厩舎の出走馬の鞍はすべて自分で着け、自らジョッキーも乗せます!!
独特の雰囲気があるダービーのパドックで、A.オブライエン調教師の前にぞくぞくと集まる7人のトップジョッキーたち!!
ここでどんな会話が交わされているのか⁉︎
この光景だけでも興奮してしまいますね!!
テレビでしか見たことないシーンを目の当たりにして、完全に、いちファンになってしまいました…σ(^_^;)
そして、なんと!!なんと!!
この英ダービーのパドックでは、
エリザベス女王のお姿も、、、((((;゚Д゚)))))))
もう何もかもが衝撃すぎて、何も言葉が出ません。。
これがイギリスの競馬なんですね!!
そして、そんな英ダービーを制したのは、A.オブライエン厩舎のアンソニーヴァンダイクでした!!
補足しますと、僕がプレゼント用に馬券を購入したA.オブライエン厩舎のジャパンは猛烈な追い込み及ばず惜しくも3着でした…
ちなみにA.オブライエン厩舎は1着〜6着までに5頭が入っていました…!(◎_◎;)
凄すぎますね。。
興奮しすぎて、レースやレース後の写真は撮れていませんが、なんとなく雰囲気は伝わりましたでしょうか??σ(^_^;)
こんな感じでイギリス編は終わらせていただきます!!
あ、それと最後に、、
イギリスの最後の日に少し自由時間がありましたので、ここへ行ってきました!!
アビーロードです(笑)
やはり僕もミュージシャンの一面も持っていますのでビートルズさんの足跡だけは辿っておきたかったんですよね…(笑)
はい、すみません…
調子に乗りすぎました。。σ(^_^;)
次回からはアイルランド編をお届けします!!
今回のコラムでも登場しました各地で購入したorいただいた物もプレゼントにありますので、どしどしご応募お待ちしております!!
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※この度の海外研修に際して高田潤騎手が、他ではなかなか手に入らない選りすぐりの豪華競馬グッズの数々を自らの足で用意してくれました!
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プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。