2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
無観客競馬を経験して、
2020/3/6(金)
高田潤です!!
JRAから発表がありましたが、
先週から引き続き今週も無観客競馬が施行されます。
先週は、人生で初めての無観客競馬を経験したわけですが、
率直な意見としましては、やはりお客さんのいない競馬場は寂しいですね。。
ただ、今は日本全国でスポーツやイベントなど人が多く集まる興行などは自粛ムードですので、まだレースが行われているだけありがたいことだと受け止めています。
競馬は観て楽しむものだと思いますが、画面越しでも伝わることはたくさんあると思いますので、我々ジョッキーを含め、競馬に携わる人はみんな一生懸命全力で取り組みます。
肺炎にかかってしまい辛く苦しい思いをされている方や、学校や仕事に行けず気持ち的にネガティブになってしまったり、それ以外でも大変な思いをされている方々もたくさんおられると思いますが、新型コロナは必ず終息すると思っていますので、何とか乗り切って欲しいです!!
我々ジョッキーは、一生懸命に騎乗する姿を魅せることしかできませんが、大変な思いをされている方々に少しでも元気を与えられればと思います。
いつまで無観客競馬が続くのかは、まだわからりませんが、
普段レースに行ってイレ込む馬が、静かな競馬場だと逆に落ち着けたり、僕もネガティブに考えずプラスになること考えて騎乗しています。
気持ちの持ち方は凄く重要だと思いますので、簡単には言えませんが、気持ちを切り替えて、いましか出来ない事、いまだからこそ出来る事など、今という時間を無駄にしないようにポジティブな考えを持っていただきたいと思います。
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。