2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
我慢の時期です!!
2020/3/27(金)
高田潤です!!
未だに終息が見えず世界各国で猛威を奮っているコロナウイルスですが、
日本でも本当に大変な状況です。
その猛威は著名人やアスリートにも影響を及ぼしており、数々の興行が延期や中止に追い込まれております。
競馬に関しましても、ドバイを始め多くの国が開催中止を決定しています。
JRAも無観客という条件で今のところトラブルなく開催を続けておりますが、今週からはお客さんだけでなく、馬主さんも競馬場に入場しないということが発表されました。
これはオーナーサイドである日本馬主協会連合会から入場を自粛されるということで、ご協力をいただきました。
我々ジョッキーも、最大限に注意を払っており、マスクの着用ひとつに関しましても、競馬場の調整ルームに入る前に玄関の外でマスクを外しマスクに触れることなくビニール袋に入れて袋を縛ってから外に置いてあるマスク専用のゴミ箱に捨てる。
ということもやっております。
その他にも、入室時の検温,アルコール消毒,入室後は各自速やかに部屋に入る。
といった、今できること徹底しております。
JRAは今のところ問題なくここまで来れていますが、
この先、日本の状況や競馬界の状況次第では、開催中止を余儀なくされる。ということも無くはないと思います。
現在JRAの職員さんや関係者の方々は開催に向けて、この予断を許さない状況の中、本当に良く頑張って下さっていると思います。
日本中が大変な中でもいま開催が出来ているということに本当に感謝しています。
ですので、自分達が出来ることは徹底して、しっかりとレースに取り組む!!
今こういう状況だからこそ僕たちジョッキーも頑張らないといけないと思っています!!
いま大変な思いをされておられる方はたくさんいらっしゃると思いますが、僕も今は極力トレセンと競馬場しか行かないようにしております。
いまは我慢の時期ですので、桜も咲き、気候も良くなって大勢で外に出歩きたい気持ちはあると思いますが、そこをグッと抑えて、皆さんと力を合わせて乗り切っていきたいです。
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。