2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
日本ダービー
2022/5/27(金)
高田潤です!!
今週はダービーウィークですね!!
ホースマンなら誰もが憧れる舞台、『日本ダービー』
今年の3歳馬、7522頭の頂点を決めるレースです!!
出走できるのは18頭。
一度は騎乗してみたいです…(ToT)
しかし、日本ダービーも大事ですが、やはり結局は全てのレースが大事なんですよね。
各レースには、当たり前ですが出走する馬たちがいます!
一頭一頭、目の前のレースを全力で戦っています!!
G1でも未勝利戦でも、どんなレースでも、その馬に携わったたくさんの方々の想いを背負って走ります!!
僕たちジョッキーも、一頭一頭そういった思いで騎乗しています。
馬は生き物ですので、
100頭の馬がいれば100種類の性格や個性があります。これが何頭いても同じ性格の馬は2頭といません。
そして馬は喋れません。。
いま何を思っているのか?何を考えいるのか??
どうして欲しいのか??
それは馬にしかわかりません。
馬が何を考えているのか?これはホースマンの永遠のテーマです。
だからホースマンは日々、喋れない馬に話しかけ、寄り添う必要があります。
馬の考えていることはわかりませんが、自分のひき出しを増やしていくことはできます。
それが使えるひき出しだろうと使えないひき出しだろうと関係ありません。
僕は、とにかく自分のひき出しを増やしていくことに、日々を費やしています。
ひき出しは多いに越した事はありませんので。
そして、自分の気持ちも馬に伝えなければいけません。使えるひき出しはどんどん使いつつ、話しかけながら、馬との距離を少しでも近づけていけるようにと考えて毎日調教に騎乗しています。
これがなかなか難しくて、答えは永遠に出ることはありませんが、それが馬の難しいところでもあり、楽しいところでもあり、やり甲斐でもあります。
まだまだ日々、勉強ですね(^^)
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。