2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
キズナ産駒がつくった絆。
2024/5/10(金)
高田潤です!!
先々週に引き続き、2週連続で勝利を挙げることができました(o^^o)ノ
先週は珍しくジャンプレースではなく平地レースでの勝利となりました!!
勝ってくれたツリーフロッグ号の寺田寿男オーナーには本当に昔から可愛がっていただき、お世話になっていますので、こうして勝つことができて本当に嬉しいです(T-T)!!
ちなみにツリーフロッグの名前の由来は『アマガエル』です(^^)
ですので、管理されている辻野厩舎内では『かえるちゃん』と呼ばれています(^^;;
かわいいですね。
それと、、 余談ですが、、
かえるちゃんを担当しているのは、僕の兄です…(^^;;
僕が兄の担当馬で勝つのはこれで2頭目です。
1頭目に勝ったときはゴール後に蹄鉄が曲がってしまいそのまま治療で診療所へ行ってしまった為、ウィナーズサークルで勝ち馬写真が撮れなかったので、今回はじめて兄の担当馬で一緒に勝ち馬写真を撮ることができました(^^)!!
辻野厩舎で管理されている寺田オーナーの馬は、このかえるちゃん1頭だけです。言い方を変えると、寺田オーナーが初めて辻野厩舎に預けた馬がツリーフロッグということです。
実はこのツリーフロッグは産まれた時から脚が曲がっていて、競走馬としては非常に厳しいと言われていました。
ですが、生産牧場での懸命な矯正や治療により、奇跡的にデビューまで辿り着くことができました。
そして、、今回の勝利です…(T_T)
こんなことは記事にもならないし、誰も知ることはないと思いますが、僕はツリーフロッグが1歳のときから知っていますので、ツリーフロッグに携わっていただいた全ての関係者の方々に本当に感謝しかありません。。(T_T)!!
ですので、このかえるちゃんの勝利が架け橋となり、これからまた厩舎とオーナーの絆が深まり、また他の馬でも一緒にタッグを組んで大きなレースでの活躍も見れるかもしれません!!
ただの普通の未勝利戦かもしれませんが、1つの勝利にはさまざまな絆やドラマがあります。このレースがきっかけに、まだまだストーリーは続いていきます!!
一頭の馬がつくってくれた、人との絆。大切にしていきたいです。
そういえば、2ヶ月ほど前からオーダーしていた勝ち馬袋がようやく完成し、先々週から使っているのですが…
もっと早く作っとけば良かったってことですかね…( ̄▽ ̄;)ハハハッ。
これは騎乗した馬のゼッケンをオーナー様にお渡しするときに使います。
マキバオーでお馴染み、つの丸先生に描いていただいたイラストです!!
マキバオーに跨る僕、カッコいいでしょ??笑。
もちろん非売品です!!
どこかのタイミングでまた競馬ラボでプレゼント企画でも出来ればと思います(^^)
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。