秋のG1の始まりであるスプリンターズSだ。

過去を見ると連勝するスペシャリストが多い。いやスペシャリストだから連勝するのか。ロードカナロアの最初の時の勝ち時計が、今でも燦然と輝く1.06.7。今年も今のところ、天気も快晴が続きそうでスピード決着が望めそうだ。

今年の傾向は、ジョッキーが前回から乗り替わる事が多い。グランアレグリアがルメールに戻り、その前回騎乗の池添はエイティーンガールレッドアンシェルがデムーロ、ダノンスマッシュが川田とか、かなり多い。

舞台は中山、得意としているのがモズスーパーフレア。引きつけての逃げよりも絡まれないけれん味ない逃げが戦法。ここも一目散。枠順の内が絶対条件だ。

そこを差せるのかグランアレグリア。藤沢和厩舎の連覇なるか。マイルならアーモンドアイも負かす切れ。高松宮記念でモズスーパーフレアに先着されたが脚は光っていた。 そしてロードカナロア産駒2頭の安田隆勢と盛りだくさんだ。


【神戸新聞杯の回顧】

20年9/27(日)2回中京7日目11R 第68回 神戸新聞杯(G2、芝2200m)
  • コントレイル
  • (牡3、栗東・矢作厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:ロードクロサイト
  • 母父:Unbridled’s Song

神戸新聞杯(G2)の結果・払戻金はコチラ⇒

単勝1.1倍は父と同じオッズ。単勝支持率は72.6%。ちなみに父、ディープインパクトは78.5%だったそうだ。

着差は2馬身。だが流してのゴールで、着差は実質的にはこの数倍もあるものだろう。スタートでヨレて出たとか、危ない場面も多少はあるが、それをも含めてが競馬。3冠馬への可能性は限りなく高そうだ。ではレースを振り返ってみる。

当然にコントレイル中心で観る。スタートは上に少しアオって出た。それでも出は遅くない。少し体が外へ流れたかで、連鎖反応でレクセランスが窮屈になった。内からグランデマーレが先行して行く。コントレイルは内を空けていく。内へ後ろの馬が入って行く。

コントレイルの最初のカーブは3列目、馬群の真ん中で入って行った。結局、先手はパンサラッサがカーブ手前から主張した。次のカーブでのコントレイルは前から8頭目で、やはり少し内を空けている。流れはすっかり落ちつく。

向こう正面に入ると、コントレイルは少し行きたがっている模様で福永騎手が手綱を絞る仕草も見られ、前の馬との間隔も縮めた。3コーナーに入って行く時、最後方のマンオブスプリットだけが、2馬身差。あとの馬はほぼ隙間なく詰めての大集団。

さらにあと800を切ったあたりではそのマンオブスプリットも動きだす。その前にいたマイラプソディもいい感じで前進をし始めた。一気に馬群も凝縮し、先頭からドンジリまで5馬身ぐらいの大密集。コントレイルはいつ外へ出すのか。出す隙間があるのか?

直線へ入って来た。が、あと400過ぎにチョイと少しだけ外へ出したコントレイル。前を行くパンサラッサとグランデマーレの間をすり抜けると、もう前は誰もいない。あと150で右肩あたりに見せムチ。チラっと画面を観た鞍上。あとは流し気味のゴール。ディープボンドの内から、ロバートソンキーが前へ出る。そこへ大外からヴェルトライゼンデが猛追した。だが、コントレイルはの強さだけが目立った一戦だ。