京都、滋賀で週明けに桜が満開。仁川もまだ散ってはいないだろう。

今週の天気予報は今のところ土日に雨マークはない。それでも先週の大阪杯では発表よりかなり悪いコンディションだった。幸い、今週からBコースと外へ3M、カーブで4M出る。直線359、1Mでの攻防となる。桜花賞トライアルのチューリップ賞では直線あと300あたりで前が壁になり辛抱の時間。外へ出してからのひと伸びでの勝利したナミュール。何よりも驚いたのは暮れの阪神JFと同じく1番人気の支持だった。多くの競馬ファンが何と眼が肥えているのかと。桜花賞で18番枠でも引かない限り1番人気の支持だろうし桜の女王にいちばん近い馬だろう。

またキャリア2戦目で最内を鋭く伸びた2着ピンハイも侮れない能力。2歳女王、サークルオブライフの巻き返し、ナミュールと同じハービンジャー産駒のプレサージュリフト。ぶっつけの戦いだが鋭さは怖い馬であろう。

【大阪杯の回顧】

22年4月3日(日)阪神11R 大阪杯(G1、芝2000m)
  • ポタジェ
  • (牡5、栗東・友道厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:ジンジャーパンチ
  • 母父:Awesome Again
  • 通算成績:15戦6勝


ゴール前では思わず《豊~!》と声を出していた。だが、いちばん前は無理だと判ってしまってからは声のトーンも落ちてしまった。ポタジェに次いでの2番手に入線したと思い《残念だったけど、まぁ良く頑張ったな~》と。

そしてその後に《何でや~?》とエフフォーリアの負けっぷりの酷さにまた声が出ていた。それにしてもの負け方だ。確かにゲートの中でチャカついたシーンも見た。だが開く瞬間はちゃんとしていた筈。PVを何度も見直したがスタートで躓いた様でもなかったし、道中も変な事はなかった。

スタート直後に外からの勢いで絞られ位置が二度ばかり下がったのはあったが。何せ3コーナーからの勝負処で反応が悪かった。すぐ右隣りに居たアリーヴォがそこでスッと上がって行けてたのにエフフォーリアにはそれがなかった。この負けは何なのだろう。有馬記念から4ケ月足らず、間隔があき過ぎた訳でもない。今まで戦ってきた内容からもここまで負ける事が予測できることはない筈。

一方の雄、ジャックドールは最近の中でもいちばん厳しい戦いになるだろうとは予測できる。正直、今回をクリア出来たら偉大な先輩達に並ぶ馬になるだろうと思える。馬場も発表よりは緩かった様だが内目が意外としっかりしていた様子。

ポタジェは金鯱賞で眼につく伸び脚を見せていた。だから今回の好走には驚きもしない。パドックを観ていてレイパパレは前走より更に良くなっている様に思えた。だからこの結果は当然でもあっただろう。前付けで結果を出した2頭にアリーヴォが後ろからいちばんの脚。

ポタジェは昨秋の天皇賞がGⅠ初挑戦でコンマ8秒差の6着から今回2度目のGⅠ挑戦での勝利。先週の高松宮記念のナランフレグがGⅠ初挑戦での勝利といい、今回のポタジェといい、GⅠ勝利のチャンスはまだまだ間口は広いと言う事。そして競馬に絶対はなく馬は生き物なんだと改めて思い知った。