今週も2場競馬。重賞も新潟の3歳重賞、レパードSと札幌はお馴染みのエルムSの二本立て。どちらも混沌としたレースに思えるが札幌をピックアップ。昨年の覇者、スワーヴアラミスが2キロ増の58キロ。2着オメガレインボーも出てきた。スワーヴアラミスの昨年はマリーンS1着からの参戦。そもそも昨年は2戦ともに函館開催だった。今年は帝王賞を使ってのこことまったく違うパターンとなる。2戦ともオメガレインボーを負かしているのだから勝負付けは済んでいるのかも知れない。

昨年のここで1番人気馬のアメリカンシード。鼻出血でドンジリ敗退だった。2回除外があってのここと臨戦態勢は整っている筈。あとはソフトな気持ちでゲートを出れるか。何と言っても注目はブラッティーキッド。地方時から目下9連勝。だがダート以外使っていない馬。タフさは歴戦を観れば判る。何せ渋とい競馬内容がいい。確変を起こした馬なのであろう。

【クイーンSの回顧】

22年7月31日(日)札幌11R クイーンS(G3、芝1800m)
  • テルツェット
  • (牝5、美浦・和田郎厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:ラッドルチェンド
  • 母父:Danehill Dancer
  • 通算成績:12戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 22年クイーンステークス(G3)
  • 21年クイーンステークス(G3)
  • 21年ダービー卿チャレンジ(G3)


2・2倍と2番人気テルツェットに約3倍の支持を集める3歳馬ウォーターナビレラ。今年の桜花賞でハナ差負け。それもゴール寸前まで勝利を確信していたぐらいの負け。ここは52キロの軽量でもあり圧勝するか、負けても惜しい競馬での負けと思っていたが。負ける時はこんなものなのか、4コーナーに入る時は3番手で廻ったのに、廻り切った途端には他馬よりも先にステッキが入り、手応えが怪しくなり、直線半ばではまったく反応していなかった。

逃げたローザノワールの逃げが鋭かった訳でもない。1000通過が1・01・2とむしろ遅めの流れ。メイショウミモザを挟んで居たが、行きっぷりも雰囲気も悪くなかった筈。ところが肝心の直線でのまったくの伸びのなさ。10着敗退を誰が予測しただろうか。そもそも、ローザノワールの逃げはダッシュもそう早くなく田中勝春の出ムチに促されての先手。それでいて最初の1Fは12・7の入りである。

TV画面は最初のカーブに入る時に3列めでのアクシデントを映した。白い帽子が大きくブレーキをかけた。後で見ると外からの押圧で狭くなり手綱を引いた模様だ。そんなことがあった割には、その後を何事もなく追走し、直線では最内を突いたテルツェットの伸びは半端ないものだった。ラチ沿いにそんなスペースがとPVで観ると、ローザノワールが右ステッキで外へ外へ少しずつ開いて行く。内から抜かれれば逃げ馬は闘志を損なう。ローザノワールの息の根を止めた感じだった。早めに外を追い上げたサトノセシルをも差した形となった。

函館、札幌と変則的連覇でのクイーンS勝利を成しとげたテルツェット。池添Jはこれでこのレース最多の4勝目。今年重賞6つめもトップタイだ。サトノセシルは馬体も絞れて昨年3着より際どいハナ差負け。晴れてOP入りとなった。今回も1番人気のウォーターナビレラは飛んだ。嫌な傾向は続いている。