今年も中京競馬場でのセントウルSである。サマースプリントシリーズの最終戦でもある。今、現在ではナムラクレアがトップで14点。該当馬はボンボヤージだけで4着でナムラクレアと同点。3着以上で優勝となる。そこは覚えておいていい。過去10年の傾向を探ると1番人気の連絡み100%。この6年は勝ち馬が全てそうだし種牡馬になった馬が居たりと強い馬が勝つレースでもある。しかし配当はけっこう高めで3連単は万馬券が続出。1番人気勝利でも紐次第で好配当、負けたりすると即10万馬券にもなる可能性はある。

まずはソングラインの出走である。1200芝は未経験、11月5日のキーンランドのブリダーズCマイルに参戦のための布石の様だ。ルメールは紅梅賞以来の騎乗である。やはりメイケイエールが軸でいいだろう。今年の初陣シルクSでここで勝っている。これを負かせるのは3歳馬ジャングロの先行力しかないだろうと思う。

【新潟記念の回顧】

22年9月4日(日)新潟11R 新潟記念(G3、芝2000m)
  • カラテ
  • (牡6、栗東・辻野厩舎)
  • 父:トゥザグローリー
  • 母:レディーノパンチ
  • 母父:フレンチデピュティ
  • 通算成績:32戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 22年新潟記念(G3)
  • 21年東京新聞杯(G3)


パドックで周回する馬を隈なく観た、つもりだった。終わってから殴り書きの専門紙を見直しても1、2着の馬には何も書いてなかった。やっと3着のフェーングロッテンに《イキイキ!》とメモってあっただけ。私のレース前の読みではカラテが勝ち2着にユーキャンスマイルの結末はとても到達しない域のものだった。

だが世の中には強者は居るものでいつも読んでいる大スポで爆笑の田中裕二氏がユーキャンスマイル推しで3連単マルチで見事当てていた。ユーキャンスマイルを何度も◎にしていた様だが、私のエヒト推しではスケールが小さ過ぎたか。そもそも森師は小倉のデュガのパドックで姿を観た時点でこの結果は当然だったのかも。今頃になって、この10年で3連単の10万越え高配当が6回も出ているのを知った様では何をか言わんやだ。それにしてもエヒトのレースぶりはレースの入りから《何をしたいの、勝春?》と思える動き。直線では後で外へ出したそうな仕草に《????》と思った程。

そうそう、パドックでカラテを引いていたのが元角居厩舎のキセキ担当の清山宏明氏だったのを覚えている。それにしても強いカラテだった。関東は高橋祥泰厩舎所属の馬。2020年の12月から3連勝して東京新聞杯を勝利した。馬体がメキメキ大きくなり530キロ台へ。鞍上の菅原良Jとはこの頃からコンビを固め13回騎乗して5勝め、重賞も2勝と完全に手の内に入れた。マイル路線を続けていたのが二度の安田記念惨敗で2000に戻しての今回だ。関東から関西へ移籍したからではすまされない。毎年新潟記念は荒れる、だけのポイントを掴んでいてもこのカラテ、ユーキャンスマイルの結末にはお手上げであった。友道厩舎もヒートオンビートでなく新潟2戦2勝のユーキャンスマイルが今回も力を出しただけ。馬には走る時の理由があるといつも判っているのに読み切れぬ自分がもどかしい。