いい夢を見せてくれたジャパンブルー。やっと夜中に起きずに眠れる。でもいい時間でした。競馬に没頭します。

今週、来週と将来を見据えた2歳馬の戦いだ。夏の新潟で切れのある競馬で勝利したキタウイング。11月半ばから栗東に滞在してとお馴染み小島茂厩舎の調整だ。

夏の札幌で大外から差し切ったドゥーラ。高橋康厩舎に初重賞をプレゼントした馬で鞍上も新鋭の斎藤Jだ。

そして秋となって2歳馬が大活躍の矢作厩舎。キタサンブラック産駒のラヴェルが長い脚を使っての新馬から連勝とした。これが関西からの遠征での勝利なら、関東からの遠征でがリバーラ。それまでの2戦から一変しての逃げ切りと主導権を握っての勝利。馬体を大きく成長させていた。

重賞勝ちではないがウンブライルも阪神での遠征勝利と関東馬も層が厚い。ラヴェルの2着リバティアイランドも競馬内容は勝ちに等しいものだ。最近は東高西低気味で関西馬に力が入る。

【チャンピオンズCの回顧】

22年12月4日(日)中京11R チャンピオンズC(G1)(ダート1800m)
  • ジュンライトボルト
  • (牡5、栗東・友道厩舎)
  • 父:キングカメハメハ
  • 母:スペシャルグルーヴ
  • 母父:スペシャルウィーク
  • 通算成績:25戦7勝


3週連続で芝のG1は短期免許で来日している外国人ジョッキーでの勝利。ダートの今週はやっと日本人ジョッキーのチャンスかと楽しみにしていた。テーオーケインズの松山Jに期待だが、ジュンライトボルトの石川Jにもチャンスは十分にあるかと。

だがパドックをテーオーケインズが歩く姿を観ていて、連覇は仕方ないのかと思えてきた。マイナス体重だが別段細くなった印象もなく馬体は光り輝いていた。

そして対するジュンライトボルトは逆にプラス体重。これもさして影響ないのかと判断。あとは一流ダート馬相手で通用できるかだけと。ただパドックで受けた印象は大きな山に立ち向かう様に感じた。なかなかゲート入りが進まず、テーオーケインズが枠内で怪しくなっていた。全馬が納りゲートオープン。

出遅れそうだったテーオーケインズだが何とか互角に出れたがダッシュ遅くちょっと後ろめから。前へとは出て行ったが3列め。最初のカーブでけっこう真ん中が狭くなり、好スタートで前に居たジュンライトボルトが少し下げた。外にノットゥルノとテーオーケインズが居る位置。いい位置に居ると思えた。レッドソルダードが大外から果敢に出て2番手にクラウンプライド、シャマルと居て、ハピが内でじっとして前はゆったりめ。

1000通過が1・02・4と中京開催となってからの9回めでいちばん遅い入り。この中京では逃げ切りはまだない、インティでも逃げ切れなかったレースだ。外々を廻ってはいるがいい位置で進めるテーオーケインズ。4コーナーを廻った。クラウンプライドがすっと先頭に立つ。リードを広げる、テーオーケインズが伸びを欠く。

ここまでかと思えた瞬間、テーオーケインズの後ろから外をジュンライトボルトが石川のステッキ4発で伸びる伸びる。最後はクラウンプライドをクビ差交わした。大きな山を馬もジョッキーも超えG1初制覇。ちょっぴり嬉しかった。